ヤングケアラーの代理受傷と真理の扉と、被害者向けの資料と

看護師さんと話してて、ヤングケアラー時代の具体的なエピソードを伝えたら「代理受傷(二次受傷)」の話になって。言われてみれば、そうだよなと振り返っています。

幸福の王子やアンパンマンなんて言うと自己を美化するようで恥ずかしいけど、愚かな父と、傷ついた母と、亡くした歳下の家族のためなら自己犠牲は惜しく無かったんです。気づいたらそういう個性になっていました。

『3月のライオン』で、妻子捨男が去ったあとの家族の描写がありますよね。川と戸板みたいのに寝かせられたお母さんと。ああいう状況に放り込まれたら、12歳でも大人1人分以上の力を出さざるを得なくて。人生の前借りになるから、しない方がいいけど、選びようの無いこともあって。

👆私の友達や仲間は知ってることばかりだと思うけど、被害者を傷つけないための配慮にしろ、性暴力に関する誤解(思い込み・俗説)に冊子が反論してくれる点にしろ、目を通す価値はあるかも。もちろん、心身に余裕がある時に。(代理受傷のこと検索してて、辿り着きました)

👆専門家向けの資料も、興味があれば。

👆こっちは、犯罪被害に遭った子ども・きょうだいを支援するための資料。熊本県やるじゃん!

これは素人の個人的な意見だから、鵜呑みにしないで欲しいのだけど、僕ら大人の内面の柔らかくて言葉にしにくい部分の接し方にも、応用出来ると思った。熊本県やるじゃん!

👆上記資料を提供してくれているページはここ。

👆そして、知りたかったことはここ。専門知識と経験で身を守れる専門家でも、ダメージを受ける問題だから、共感能力の高さだけでヤングケアラーやったのは、身の程を知らない無謀な行為でした。

でも、後悔してないんです。いくつも持ってないけど、命くらい投げ打っても後悔しないし、父が傷つけたわけだけど父は責任取れないし(死んでるから)、私以外ひとが居なかったし、私の犠牲によって母が薬なしで健康な状態に回復することに少しでも貢献出来たなら本望です。

『鋼の錬金術師』で、エドワードもアルフォンスも、その師匠も、持ってかれますよね。代償、等価交換。人を愛することの激しさは、時に、ハガレンの真理の扉に挑むことと似ています。

「このくらい、くれてやる」って思うこと、無いですか? エドとアルフォンスは死者を蘇らせようとしたわけで、私の場合は家族はまだ生きてるんだから、放ってはおけない。子どもにさせてはいけないことは理解するけど、同じことがあれば何度だって選ぶ。後悔して無いんです。

こうした事柄が集まって、私が出来ています。

Thank you for taking the time to read this.