スーパーAで野菜が安く買えたがスーパーBではもっと安かった。このときスーパーAで安く買えたのだから決して損はしてないはずなのに、なぜか損をした気になってしまうこの現象について。

最初にに寄ったスーパーAで、「これ安いから買おう!」と購入したものが、次に寄ったスーパーではもっと安くて、損をしたような気分になること、結構ありますよね。

もともと自分の中で思っていた価格よりも安く買えているのだから、決して損をしているわけではないのに不思議ですよね。


私が思うに、この現象は、本当に金銭的に損をしたからというより、「購入の判断をする際に自分はミスを犯してしまった」という憂鬱からくる、損な気分ではないのでしょうか。

実際スーパーごとの野菜の価格の違いによる損なんて、10円とかそこらじゃないですか。よっぽど生活が困窮している人以外、他のことで10円の差なんて気にしないと思います。

労力を割いて10円の得をするよりも、いつも飲むアサヒスーパードライを麦とホップに変えるほうがよっぽど賢いことでしょう。

それでも人は、アサヒスーパードライを麦とホップに変えることはせず、スーパーで得するたった10円を追い求めます。


本当のところで損得なんて考えちゃいない、自分が正確な判断をする力があるはずだ、そう信じてやまない愚かでプライドの高い生き物ですね。


「推しのグッズ~」なんて喜んで、5000円で買ったそのパーカーも、しまむらの800円のパーカーに、数十円でロゴマークを入れただけですよ(^^)

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