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一方で、サービス業

サービス業はプラスアルファの存在だから、
最高の価値を提供するものだ、と書きました。

一方で、「何でも屋になるな」とある先輩は言います。
何でも請け負った結果、自分のなかのコア・コンピタンスがぶれてしまって、サービスが一般化されてしまうことがある、という話です。

とくに、期限がタイトすぎる、
ほかに動いているプロジェクトがある中で、別プロジェクトを無理やり入れようとする、
断れないからやる、
の3つはやめなさい、と。

できないことは、できないという。

「能力的に」できないかもしれないことは、積極的に挑戦してみるべきです。ちょっと背伸びをした仕事こそ、自分を成長させるのです。
が、そうでなくて「状況的に」できない、ちょっと無理しないとできない、徹夜すればギリギリなんとかなる…という仕事は、するな、ということですね。
そうやってギリギリで提供されたサービスが、お客さんの期待以上になることは絶対にないし、自分も義務感によって疲弊するだけだし、万が一、たとえば途中で体調を崩すなどしてポシャった場合に、お客さんに対してプラスアルファを提供するはずのサービス業が、マイナスの損害を与えることになってしまうからです。

無理なら無理って、はっきり言う。
それでお客さんが離れたとしても、仕方がない
すべての相手に最高のサービスを提供したかったら、まず自分の力と経験をつけること。経験を積んで、高品質のサービスが、想像以上の速さで提供できるようになったときに、あいた時間でできる範囲で、次のお客さんを取りなさい、と

過去に、別の先輩というか大先輩だった方が、蒸発しちゃったことがありました。私は直接影響がないところにいたのですが、周囲はもう大変そうだし、お客さんにも迷惑かけてるし、
もっともそのケースは、そもそも仕事の負荷をかけすぎた、当時いた会社も悪かった、という面もありましたが、
その先輩自身、周囲から請負人と呼ばれたりして、割と雑務をなんでもこなしちゃう方で、毎日夜遅くまで残業しながら、自分で全部やろうとしちゃうような方で、周囲がどれだけ「その仕事は別の人にお願いしなさい」といっても、聞く耳を持たなかった、とのことでしたので、
まぁ周りの方々は、怒り心頭ですよね。
計画的テロとか言われたり、散々でした。
(その後、きちんと和解されて、今はその会社に戻って仕事されているようです。まぁ、だからこうして、記事のネタにできるんですけどね)

最高の価値を提供する。
最初はお客さん一人でいいから、とにかく目の前のお客さんに、最高のサービスを提供する。
複数お客さんをもって、バリバリ回したい気持ちも、わからなくもないけれど、それよりもまず一人に、幸せになってもらって
経験積んでスピードも能力もついて、お客さんを増やせる段階になったら、増やしていく。だけど、ちょっとでも無理があるようなら、まだ増やすべきではないでしょう。という

先輩からの教えでしたが、私はちょっと無理しちゃってるところがあって、最高のサービスを提供できているか?という点に黄色信号が点灯している状況にありまして、そろそろ、なんとかしないといけないな、と思っている、今日この頃。
ちょっと思い出しましたので、書いてみました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!