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(雑談)タイムマシンってめちゃくちゃ難しいらしい

先日雑談の中で、タイムマシンがめちゃくちゃ難しいらしい、という話を聞きました。ことバックトゥザフューチャーのように、時間移動した際「全く同じ場所に出てくる」ことは、不可能なのだそうですね。というのは地球が自転・公転しているから、なのだそうです。

仮に宇宙が固有の座標(宇宙座標?)を持っていたとして、仮に時間旅行をしたい場合、現時点の宇宙座標を取得し、そこから指定した時間の地球上における現在の宇宙座標に対応する宇宙座標を計算し、正確に指定し、かつその座標に正確に移動できなければ、同じ場所に移動するということはできないのだそうです。

言われてみれば確かにそうですよね。ちなみに今ぱっと調べた限りでは、自転速度は時速1700km、公転速度は時速10万kmですから、相当なものです。かつ地球は球体であるから、自転速度は場所によって変化しますし、その球体というのも真ん丸なわけではなく凸凹していますから、その微妙な誤差を正確に計算に反映するのは不可能でしょう。さらに自転、公転の速度が常に一定とは限らないでしょうから、そういう細かい誤差をすべて吸収して正確な宇宙座標を計算しようとするなら、それはもうめちゃくちゃすごいことなのですね。

もちろんそのような座標指定ができたとしても、時間を逆行することは理論上不可能なのでしょうけれど、ただそういう観点で時間移動ができないよね、っていう話をするのはなかなか面白いなと思いました。そういう意味では時間移動をするのに水平移動が伴っていて、ちょいちょい「ここはどこだ?」という場所に飛ばされてしまう、ドラえもんのタイムマシンは実はものすごく理に適った装置なのかもしれませんね。そうは見えませんけれども。

逆に言えば、冷静に考えれば実現不可能な話をそれらしく見せ、物語としてちゃんと面白く、かつ「それっぽく」成立させているのがバックトゥザフューチャーの凄いところなんだろうなとも思いますね。映像とトンデモ理論で言いくるめられるというかなんというか。そういう魔法が使えるのがSF作家なんだろうね。もしバックトゥザフューチャーの時間移動装置が、デロリアンではなく、オフィスにずらっと並んだスーパーコンピューター(京とか富嶽みたいなやつ)だったら嫌じゃん?そういう意味ではやっぱり、映画監督って凄いんだなと、そんなことを思ったのでした。

見出し画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました、ありがとうございます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!