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(雑談)自由過ぎた中学の修学旅行

私が中学校のときの修学旅行は「関西&広島」で2泊3日でした。1日目は関西、2日目は午前中にユニバーサルスタジオジャパンの後バスで広島へ移動、3日目は広島で平和学習ののち新幹線で名古屋→名古屋駅からバス、というルートだったと思います。2泊3日で関西と広島を詰め込むという日程もなかなかだと思いますが、特筆すべき?は1日目の関西でした。

この日はどういう行程になっていたかというと、学年を数人ずつの小集団にわけて「『京都府、大阪府、兵庫県』ならどこへ行っても良いテーマ学習」ということになっていて、つまるところ大阪を中心とする半自由行動だったんです。スタートは大阪城公園、ゴールは大阪駅近くのホテル。時間までにホテルに戻って来いよ、というものでした。

当時はまだ中学生は携帯電話すら持つ前のこと。ですから当然、迷子になったり行方不明になったりするリスクは十分あるわけです。なかなか、思い切った行程だったなと思いますね。一応先生は携帯電話を持っていて、生徒には先生の携帯電話番号とテレホンカードが配られていて、なにかあったら公衆電話から電話しなさいと言うことにはなっていました。

私は他の鉄道マニア数人と、大阪環状線と地下鉄を乗り回すという行程で楽しみましたが、他のグループでは、祇園で舞妓さんを見るとか、清水寺に行くとか、甲子園球場を見に行くとかで、結構な長距離移動をしつつ観光…ではなくテーマ学習をしていました。楽しかったですが、今の時代だと親から「何かあったらどうすんだ」とクレームが入ってもおかしくない、自由過ぎる修学旅行でしたね。

何より大変だったのは先生じゃないでしょうか。生徒は行程の途中で先生と1度は会うことになっていて、どこで会うかを予め決めてあるのですが、決めていたとしても行動範囲は2府1県。学年に4クラスあって、先生が6名ぐらいだったと思いますから、6名で2府1県を回るんですよね、結構大変なんじゃないでしょうか。私は確か、弁天町の駅で先生がホームに居て「これから大阪環状線をぐるっと回って帰ります」みたいな話をした記憶がありますが、駅に居たってことは入場券を買って中まで入ってきていたのかな。なかなか、凄いことをしていたものです。

ちなみに、ちゃんと全員がホテルに所定の時間に帰ってきていたと思います。もちろんそうあるべきではありますが、なかなか凄いことではありますよね。当時の中学生の生命力の強さにびっくりです。見出し画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました、ありがとうございます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!