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(雑談)「都心から30分」に集うライバルたち

見出し画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました、ありがとうございます。

私の住んでいる岐阜県多治見市は、名古屋から電車で30分程度の距離にあり、東京でいうところの国分寺とか国立ぐらいのところにあります。人口は10万人を少し下回るぐらいの地方都市といったところ。80年代~90年代に名古屋のベットタウンとして大規模な団地開発が行われて、私が小学生ぐらいまでは、人口も11万人より多かったと思いますが、最近は人口流出が止まらないようで、団地の空き家が問題視されたりしていますね。

でも、名古屋から電車で30分という立地なら、名古屋に電車で通う人にとっても住みやすいはずです。また多治見は特急列車も停車しますし、何より多治見始発の電車が朝もたくさん走っているので、座って通勤することもできる。なんかこう、もっと人気が出てもええんでないの?と思ってしまいます。家賃も、駅近くの高層マンションで2LDK7万円程度、普通のマンションやアパートなら2LDKが5万~6万円で借りられますから、都心に比べれば圧倒的に安い。車が無いと生活が不便かというと、多治見は比較的コンパクトな街なので、自転車があれば割と生活できちゃったりします。

なぜいまいち人気が出ないのかというと、名古屋の「都心から30分」の距離に、同じぐらいの条件で生活できてしまうライバルが多いんですね。名古屋駅から30分でたどり着ける市町村を挙げていくと、愛知県なら「安城市」「東海市」「津島市」あたりがありますし、もっと近いところで人気の高い「一宮市(15分)」「刈谷市(20分程度)」もあります。またおなじ岐阜県でも、県都である岐阜市が名古屋から30分程度の距離にあります。家賃相場も意外と、多治見市に比べてめちゃくちゃ高いということは無いですし、岐阜駅もまた、朝ラッシュ時などに始発電車が多数出ていて、特急も停まるという条件すら多治見と一緒です。

東京圏と比較した場合に、都心から30分の距離で家賃も安く始発電車が多いというのは「いいじゃん」と言えるのですが、名古屋圏の場合、都心から30分圏内にまだまだ開発が進んでいない土地がたくさんあり、好条件の賃貸物件なんかもごろごろあって、そんな中敢えて「岐阜県の」多治見市を選んで住むというのは、私のように土地勘がある人間ぐらいしかいないのかなと。

だからこう、もうちょっと伸びてほしいのに、中の中ぐらいのポジションに落ち着いてしまっているのかなって。

そもそも名古屋あたりの人は、30分電車に「乗らない」ですよね。よく多治見駅で、名古屋から来た人から「遠足に来たみたい」という言葉を聞くことがありますが、実際そういう感覚なのでしょう。わざわざ電車で30分の距離に住もうとは思わないのかなって。また愛知県から岐阜県に引っ越すのは、ちょっと心理的ハードルが高い部分もあるのかなと。私も前職時代に、名古屋から岐阜に引っ越したのですが「なんでわざわざ岐阜に?」とめちゃくちゃ聞かれましたから。

でも、住んでみたら多治見ってほんとにいいところですよ。絶妙にちょうどいいんです。都市の規模だったり人の感じだったり。おいしい居酒屋もたくさんありますし、商店街を歩けば色々な店に出会えますし。ちょっとのんびり生活したい、子供とのびのび暮らしたいって方には本当におすすめだと思いますよ。ということで多治見市の移住促進ビデオを宣伝しておきますね(勝手にPR)


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