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拝啓、戦う君へ【詩】

--君に伝えたい事があるんだ。ちょっとだけ話を聞いてほしい。--

あのね。

「僕はいらない人間なんだろうな」

そんな風に悩んだ時があってさ。

「いっその事死んじゃえばいいのかな」

そうやって腕を傷つけた。


他人の目が怖くて独りぼっちの僕は

画面の向こうの君に出会った


君は沢山の病気に囲まれて

余命が1年半しかない

でも君は生きた

残り少ない生を楽しむために


でもね。

「もっともっと生きたいよ」

君だって悩む時があってね。

「私だって未来が欲しいの」

君だって弱音を吐き出すの


僕の心から溢れ出すこの言葉は

君の心には届かないの・・・?


僕は君に出会って始めて

生の意味を知ったの

君がつらい時は

僕が一番に励ましたかった


ねぇ、

--君にとって僕はどんな存在だった?

--君の力になれた?

--僕は君のこと大好きだよ。

--まだ・・・死なないで。

--もっと、話をしたいよ。


君への最後の言葉

「画面越しのありがとう」


2013.8.5



大好きな絵師さんにプレゼントした詩になります。



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