寒い日でしたが、ヒラタアブでホットに!
今日のお昼ごろ。
寒いであろう東北の森の中から、「この寒いのにタンポポは咲いてるし、ヒラタアブが花に来てたよ」と妹からラインが。
警戒心が強くて最初はうまく撮れなかったそうですが、撮影成功〜、のあたりから俄にラインが盛り上がっていきました。
「どうやらこれはオスみたいね」
「ふ〜ん、ミツバチなんかはオスは季節限定でしか現れないけど、アブは年中いるの?」
「たしかに〜。でも近くにメスが来たらビュンって勢いで追いかけて行ったから今も交尾の季節なのかなあ。ハチとはだいぶ違うよね〜。なんでなんだろう?」
「そうなんだ。アブのことはハチに比べるとあんまり知られてないことも多いのかな。ハチみたいに人間に直接、利益をもたらさないし、観察の歴史というか厚みが全然違うよね〜」
「ほんとに。でも最近、益虫としてさかんに取り上げられるようになってきたけど、ハナアブの幼虫時代とかはまだ謎なのも多いみたいだし、知られてないことたくさんあるよね」
「益虫ってどんな役割で?受粉?」
「幼虫がアブラムシ捕食者」
と、この辺りで母が登場。
「ヒラタアブがアブラムシを食べるのはバラを育ててる人はけっこう知ってるよ、バラで幼虫をよく見かけるし」
「へ〜。それはバラとかガーデニングの本に載ってたりするの?なんで知ってるの?」
「そうねえ、どこかで見たんだけど。そういえばどこでヒラタアブって知ったんだったかな?」
その5分後。
「たくさんのふしぎでした~。ヒラタアブは幼虫はアブラムシを食べて成虫はバラの花粉を食べる、ついでにヒラタアブヤドリバチのことまで書いてあった」
「ヒラタアブヤドリバチ! どんな蜂なの?」
「ヒラタアブヤドリバチはヒラタアブの幼虫に卵をうむキセイバチとなっているよ」
「ほお〜ん!!」
と、最後は”本”に驚いたダジャレのリアクションで終了かと思いきや。
「ほお〜ん!!」と呟いた妹は、そんなつもりはなかったと言うので、そこでもまたひとしきり笑いが起きたのでした。
寒い日に、よくぞここまでライン会話をホットにしてくれたものです。
じつは密かに実力者?のヒラタアブさん。
春になったら、今後の活動、発見に期待がもてそうです。
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