なかもも

卒制の記録でござんす

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最近の記事

でかい岩

「就職は?」と母親に囁かれるたびに、高速でまばたきをしながら「う、うん」と答える。 やりたい職業はいっぱいある。 朝早く起きてでも花屋で働きたいし、また映画館で働きたいし、高級マンションのコンシェルジュになって高級物件に住んでる人を観察したいし、髪の毛ピンクにして古着屋さんで働きたいし、ドンキのポップを書くプロになりたいし、自然がいっぱいなところで農家の手伝いをしたいし、農家のおばあちゃんたちを昔のVOGUEの表紙みたいに撮りたいし、それを撮るためにカメラもやりたいし、そ

    • 羽ばたく女性たちと北朝鮮ワオ

      「ピリオド ー羽ばたく女性たちー」というドキュメンタリーを見るためにNetflixに加入した。この映画は2019年のオスカーで短編ドキュメンタリー映画賞を受賞している。 このドキュメンタリーとの出会いは年に1度の楽しみであるアカデミー賞授賞式だった。 「生理の映画がオスカーをとったなんて信じられない!」 そう涙ぐみながら叫ぶ監督のスピーチがずっと忘れられなかったのだ。 「ピリオド ―羽ばたく女性たち―」はインド・デリー郊外の村を舞台にした短編ドキュメンタリー。村では生理が

      • 汚物入れの本名は何

        ようやく「生理用品の社会史」を読み終えた。 なんでもっと早く読まなかったのか?というくらいとても読みやすく、noteの題材にしたくなるようなためになる話がたくさん詰まっていた。 ただ今回は特に印象的だった「経血は『汚物』か否か」という章について書いていきたいと思う。 私が小学生の頃、使用済み生理用品を捨てるゴミ箱を”汚物入れ”と呼んでいた。 そのため生理用品を捨てるゴミ箱=汚物入れであることになんの違和感も感じていなかった。しかしこの記事を読んだ時に”汚物入れ”という名

        • 生理中の人が人喰いサメに出くわしたらどうなるの?!問題

          やる気がないとき、元気がないとき、何か見たいけどエネルギーを使いたくないとき、私はサメ映画をみる。 なぜなら頭を空っぽにして、口を開けて、ヨダレを垂らしながらみても話がわかるしおもしろいからだ。 サメ映画は基本的に設定がめちゃくちゃだし、作りも雑だけど画面で見ている以上のことは何も起こらない。単純明快、人がサメに襲われるだけなのだ。 そんなサメ映画をぼけーっと見ていてふと思ったことがある。 生理中の人が人喰いサメに出くわしたら一発で見つかって死んでしまうのでは?!

          血祭りプールサイド

          中学校のときのプールの授業で先生がこんなことを言っていた。 「生理中でもプール入れるよ プールは水圧があるから血、出ないの」 そのときは「おお、なんかわかんないけど確かに、、」と思った。 ただそれでも漏れたらどうするんだよ〜と思っていたので生理がきたらしっかり休んでいた。 それから10年くらい経った先日、インターン先で同じく生理中のプールの話題がでた。それぞれ聞いた話や記憶があいまいで、”水の中は経血が出てしまうんじゃなかった?”だったり”水から出た瞬間ドッと出ちゃいませ

          血祭りプールサイド

          産婦人科のババア

          (今回のnoteではク̶ソ̶バ̶バ̶ア̶を多用しております。汚い言葉遣いをお許しください。) 3年ほど前か、バイト中に貧血でぶっ倒れて救急車で運ばれたことがある。もちろん理由は生理の出血量が多すぎることが原因だった。 意識はしっかりしていたけれど思っていた以上に貧血がひどく、歩いて帰るのはとてもじゃないけど無理な状態だった。 初めての救急車、貧血ごときで申し訳ない、、、と思っていたが意外と貧血で救急車に運ばれることはあるあるらしい。 車中で対応してくれた救急隊員の人は信じら

          産婦人科のババア

          月経に関する制作を続けたい理由

          自分が卒業制作で何がしたいのか、何を伝えたいのかがだんだん分からなくなってきた。 そこでまず自分の生理観(?)について書いていこうと思う。 基本的に私はPMSも無く、生理痛もない。今までは生理不順の過多月経だったが、最近は今までより周期が安定してきて尚且つ経血の量も以前より減ってきた。 つまり今はそんなに月経に対して苦痛を感じていない。 しかし私は月経に関してひとつとても大きな経験をしている。 私の中で月経についての制作をしたいという根本にはこの経験があったからなので

          月経に関する制作を続けたい理由