出社要請

ついにこの時が来た。
昨年の3月くらいからだろうか、約1年半近く在宅勤務を行っていたが、昨今の状況を鑑みて出社率を増やしていきたい、ついては私にも出社して欲しいと要請があり、個人の気持ち的にはすごく拒否したかったけれど、組織の方向性に異を唱えるだけの正当性を持ち合わせていないので、要請を受諾した。

在宅と出社のメリット・デメリットの天秤を示して、会社のお偉方と話をするというのも少し考えたが、私が彼らの立場でもやはり人をオフィスに呼び戻したいという考えになると推測できてしまったので、説得は難しかろうと。
労働者視点では影響の大きな通勤時間も、会社組織視点では業務時間外の私的な時間。
何時間かかろうが組織としてはノーコスト(通勤費用はあるけど)なので、そもそも天秤の重りになってないというか。

考えが変わるとしたら、今後の人事や採用において完全リモートな企業との人の取り合いで負けるなど、明らかな不利益が出た場合くらいだろうか。

一介の雇われ人としては組織の示す方向性に沿って働いてみて、どうしても合理性がないと感じたなら袂を分かつ、というところだろうか。
元々ご時世のゴタゴタがなければ転職については考えていたところなので、再度マジメに考える時期が来たということだ。

転職なんて飛躍し過ぎだろうか?
今まで在宅勤務というのは想像上のものでしかなかったけれど、一定期間体験したことでメリットの大きさを思い知らされ、逆にオフィスに出ることの合理性はどういう形であれば納得できるのか考えてしまうところである。

例えば通勤の往復2時間って、8時間労働の4分の1にあたるわけで、これだけの時間を毎日かけてどうしてもオフィスでしたいことってなんだろう?
室温や部屋の光量など自分最適にできる環境を覆すオフィス環境って実現できるのだろうか?
あと、まだまだマスクは手放せない、一日中つけて仕事しないといけないのか……。などなど。

たまにガッツリと意思疎通をしたいから出社して顔を合わせたミーティングをしたい、とかは全然わかる。
ただ、毎日そんなことはしなかろう。
特定の職位ならともかく、社内みんながみんな毎日そんなことしていたら進む作業も進まないよな、と。

とまあそういった不平が飲み込めないようであれば自分が動くしか無い、ということだ。

今ざっくり考えている今後の選択肢としては

・残留
・古巣(フルリモート)に声をかける
・同業他社(フルリモート)へ行く
・思い切って未経験業種へ行く

下にいくにつれ気力が必要な選択肢だ。
あるいはこれは私の性格上、踏ん切りがつくと思えないが仕事を一時辞めてみる、とかね。

ニートになりたい夢はずっと昔から持っていたけれど、一度も実現できていない。
なろうと思えば一番簡単になれるのに、心理的には一番難しい職(?)
昔は収入が途絶えるのが怖いって思ってたけど、数年分蓄えが出来た今でも抵抗があって、どうやら金銭面だけじゃなく、社会に全く参加しない状態なところに抵抗があるのかもしれない。

まあそんな今後のことは、しばらく出勤を繰り返しながら考えるとしよう。

そして長きにわたる在宅勤務中、浮いた時間でこうやってnoteを書いていたわけだけど。

通勤で気力が削がれている中、無理やり書くというのもちょっと違う気がするのでしばし筆を置くことにします。
元々、在宅が終わったらおわるかなと思っていたしね。

今後もしかしたらきまぐれに何か書くこともあるかもしれないが、毎日書くというのはここまで。

この記事を含めて連続257日か。
まあまあ頑張ったと思える。

拙い文章でも読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。
そして、すばらしい機能でテキストを書く楽しみを教えてくれたnoteにも感謝を!

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