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脳内整理

布団に入って30分も経ったが眠れずにいる。
今日はずっと死ぬことについて考えていた。
私は常日頃からたくさんの人に迷惑をかけて傷つけ続けている。私が生きることを望む人間よりも、私が目の前からいなくなることを望む人間のほうが多いんじゃないかと思っている。私が死んだらもう迷惑をかけ続けなくて済むし、これから迷惑をかけるはずだった人間の生活は私に汚されずに済む。私が死ぬ事で世界はもっと良くなるんじゃないか、そう思ってしまう。そんなことはないのに。
半年前、私が様々な人に迷惑をかけていることを教えてくれた人間がいた。感謝している。その人に対しても私は迷惑をかけ、傷つけてしまっていた。私がいることでストレスを与えてしまっていた。いるだけで迷惑だった。悲しいね。私がいなくなってから平穏になっただろうかとずっと考えている。私一人がいなくなるだけで、多くの人が幸せになれるのなら、それでいいと心の底から思っている。それでも苦しいものは苦しい。生きている限り。
死に対してずっと憧れがある。物心ついた時から死を意識していた記憶がある。死ぬことは苦痛から逃れる手段で、私の心に平穏をもたらしてくれる。中学生の頃から何度も遺書を書いている。擬似的に死ぬ事で、本当に死なないようにしている。死んだ方が周りのためなのに。ロープで首を吊るふりも何度かした。本当に死ぬ気はなかったし、誰も家にいない日にやった。でも、これで死ねるのなら、それは魅力的だ。
私は常に傷つき続けるべきだと思っている。これまでにたくさんの人を傷つけたのだから、それ以上に傷つかなければならない。だから自傷もする。人に見られないように、上腕部を切ったり、体をわざとぶつけたりなどしている。腕を切るのは小学生で覚えた。あのころからずっとインターネットに浸かっていて、メンヘラ系のブログを読んで知った。切る以外の自傷は、もっと前からしていた。たぶん、変に癖になってしまっていて、辞めたくてもやめられない。苦しい気持ちになったり、悲しい気持ちになったり、感情が分からなくてイライラしてしまった時に衝動的に自分を傷つけている。悲しい。どうしてこうなってしまったのか。
なんにも傷つけない生き方はやさしいけど、それじゃあ誰の役にも立たないって、セリフが好きな映像作品で印象に残っているのだけど、私にはその状況は耐えられないのだと思う。誰かを搾取して犠牲にしながら生きていると自覚して、人を傷つけていることを知って、この先どうしたらいいのかわからない。何になりたいのかも何がしたいのかもわからない。とりあえず、大きな絵は描きたい。死ぬまでに完成させて、私の亡骸と共に葬ってほしい。来世は海の底の砂か、学芸員になりたい。何者かになりたい。

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