見出し画像

整骨院(接骨院)業界の保険請求の限界

先ず、前回間違った情報でお伝えしてしまい、申し訳ありません!
従事している従業員で換算すると44万円/月でした。
1院あたりは、57万円/月でした。(平成29年時点)大変失礼いたしました。

こちらの内容に関して、反響がありましたので、少し掘り下げて話をさせて頂きます。上の数字は厚生労働省のデータに基づいた客観的なデータです。

改めて厚労省のデータを載せさせて頂きます。
(厚生労働省HPより抜粋)

療養費専門検討委員会20200304㉓

施術所数推移

外傷の売り上げを増やす方法

怪我を見ることだけが正義だ!という方は売り上げを上げる方法は二つしかないと思います。といいますか、実質的には一つしかありません。

1. ケガを増やす

世の中のケガの数が増えれば必然として増えます。しかし、人口が減少していく中、今後ケガの数がどんどん増えていく事は考えずらいです。
ご高齢の方のケガも勿論ありますが、怪我以外の介護なども増え、高齢化が進むにつ入れて、どんどんケガが増えていく事はかんがえずらいです。それらは既に、療養費の金額が減少していることからも明らかです。
患者さんと接する私たちは患者さんを顧客という呼び方はあまり好みませんが経営上患者さん=顧客です。
一般的に経営している方がすることは『顧客の創造』です。
怪我を増やすということを創造することは、普通に考えてあり得ません。

2.競合他社とパイを奪い合う

では、患者さんの数が増えないとどう売り上げを上げないといけないか。
競合他社から奪う以外にありません。
つまり、どんどん増えてくる同業他社と一生懸命潰し合わないといけないわけです。
単純に考えて、つぶし合いってしたくないですよね。少なくとも私は、
基本的に、3年間、解剖学、生理学など基礎医学を学び、国家資格を取得した方達は大切な人材、大切な職業だと思っています。

『保険請求だけが正義だ!』という方がいらっしゃったら、結果的に他の整骨院から顧客を奪うために一生懸命やっているので、少なくとも、業界全体のことには一切考えていないことになります。

まとめ

前回に引き続き保険のことを記載させて頂きました。私は、保険請求はした方がいいと思います。『保険を取り扱ってないところは整骨院じゃない!』とか『保険を取り扱うとメンドクサイから自費だけ取り扱う!』
という方がたまにみえますが、どっちもきちんとすればいいんじゃない?と思っています。
事実として少なくとも保険だけでは経営上成り立たなくなってきているのが真実です。
今学生でいる方たちの為にも、一つでも多く新しい道筋を作りたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?