2019年の術理 はじめに

2019年、身体を探る旅は加速度を増しました。
今年も残すところあと10日余りだが、すでに年初の頃、どんな術理を伝えていたのか記憶にありません。
ただ、記憶からは消えても、身体は残っています。術理の積み重ねが、さらに身体を奥深くまで見せてくれます。
2019年末、今私が特に気にしているのは「松果体」と、その奥に広がる「想像の世界」。想像の世界は「無数の輪ゴム」として感触を得ています。我ながら、こんなところにまで来てしまうとは・・・、呆れています(笑)。

ただ、こんな妄言でも、私には身体を通して得た実感。そして、この実感を楽しんでくれる仲間も増えました。本当にありがたい事です。
私が言葉にすれば、きっと、みんなもちょっとずつでも、自分の身体から生まれてくる感覚を言葉にしてみよう、と思ってくれるはずです。
最初は思い通りに言葉にならないかもしれません。しかし、ぜひ繰り返してみてください。言葉の精度はどんどん上がります。そして、それは青天井、上限知らずなのです。

今の時代には「続ける」というのが難しいです。経験を重ねるのが難しいです。
結果を求めたならば、身体の声など聞かず、目的をはっきりとし、その目的を着実にたどり着かせてもらえる機械や人を探した方が早いです。自分自身を疑い、迷うよりも、さっさと目的を達した方がいいでしょう。

しかし、これでは「過程」を楽しむ力が身につきません。
私たちの肉体は老います。その老いはある日突然やってくるといいます。
病気になるかもしれませんし、ケガをするかもしれません。
気持ちは元気でも、肉体は「違う幸せ」を求めてきます。若いままではいられないのです。

私が伝えている一人稽古では「過程」を楽しむ力を得る事ができます。
そして、気がつくと「結果がついてくる」から不思議です。
多くの人が情報を得るようになりましたが、その情報は同じです。同じ知識で過ごせば、同じ観念を得る事になります。
しかし、人間はそんなに単純ではありません。考えもしなかった感覚が身体には生まれているのです。そんな身体感覚を次々と見つけさせてもらってきました。

今年は地元の東海地方を離れ、東京、つくばにも稽古を開かせてもらいました。そこで出会った新しい仲間とこれからさらに身体を探れるかと思うと、またさらにこれから発見は加速度を上げてしまうと思います。
コミュニケーションが苦手だったはずですが、身体感覚の楽しさ、凄さを伝える時にはその苦手がなくなります。とても不思議な事です。

もし、こんな私を招いてくれるのなら、ぜひぜひ、お声をかけてください。稽古の出来る会場さえ用意してくだされば、喜んで伺わせてもらいます。身体感覚という世界がある、という根本だけでも伝えたいのです。

これから、2019年を月ごとにわけて、身体感覚がどのように変わってきたかをアップしていきます。この言語化の作業でまた、次への道が拓いていくのを楽しみにしながら思い出し、書いていきます。よろしければお付き合いください。

【いよいよ今年の稽古も最後です!】
名古屋 12/25(水)10:30-12:30、12/29(日)10:00-17:00
浜松 12/28(土)13:00-17:00

http://www.karadalab.com/sch

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