マンション理論5階 わからないものを入れておく場所

いよいよ、5階の話です。
腹腰の1階から始まって、2階の胸腕脚、3階の顔、4階の脳まで話を続けてきました。
脳は思考と想像という事で、わかりにくい部分もあったかと思います。
しかし、それでもまだ、5階の「わからなさ」に比べたらかわいいものです。

私の中では5階は「神話」の世界です。
数か月前、古事記に興味を持つ事になり、はまりました。
そこで見た世界は身体感覚を探った時に見つかったものと同じ「流れ」を持つ世界でした。
心がどうやって出来上がっていくのかが、古事記にはあったのです。

そして、古事記にはまった時間のおかげで、私の中に「分からない余裕」が生まれました。
この世にはわからない事が山ほどあります。そのわからなさは、純粋に理屈としてわからないものもあれば、人を通して、どうしてそんな事をするのか、というわからなさもあります。
その「わからない」もの、全てを5階に放り込んでおけばいいのだ、とわかったのです。

わからないものをしまう場所を得てからは心騒ぐ事が少なくなりました。
心喜ぶ事ばかりならいいんです。しかし、ニュースになっていく話題は大抵は人の暗い部分。明るい話があっても、その裏にはどうしても、人の汚い部分が見えてしまいます。
その汚い部分をちゃんとしなくては!と思いを強くして生きる、というのも一つの選択かもしれませんが、それにしても、闇は強くなりすぎました。
まずは、とにかく、全てを一所に入れておく事が有効だとわかりました。

これ、もしかしたら「無意識」そのものかもしれません。
無意識という言葉は便利です。なんでもかんでも、無意識が・・・と言ってしまえば、もう、その後の検証は出来ません。
無意識の観測は難しいですからね。

無意識の世界が存在している、というのは多くの人が知っています。
ただ、その無意識を身体で実感できたならいいと思いませんか?
5階部分というのは、まさにその場所。人の身体で探っていけば、頭の上の上にある場所です。

身体を通して上下に層がある、という事を学ぶ際、腰、胸、顔は測りやすく、訓練になります。
へそ下に力を入れて、胸に移し、顔に集中する。スイッチのように変えられたなら、頭の上には想像する4階があり、その上にわからないものだらけの5階があるのがわかるはずです。

こうして言葉にすると、意味不明感が多くなるかと思いますが、手を触れて、身体で確かめればそこに「ある」というのは案外簡単にわかります。
後は、その「わかった感じ」を自分で認められるかどうかです。
私はそうそう、これで君も一人前、という認定証は出しません(笑)。
自分がわかっているのか、わからないかは、自分が決めるのです。
そして、それが、結果として、より自分の感覚に目を向けて、信じていく力を大きくしてくれます。

5階はわからない場所ですから、とにかく、いろんな方向から言葉にしていこうと思います。

「つくば稽古」

稽古日時:2024/10/6(日)13:00-20:00(入退室自由)
会場:つくばカピオ リフレッシュルーム
住所:茨城県つくば市竹園1-10-1 ←クリックでマップが開きます。
参加費:10000円

※10/8(火)には東京にて、ロングヒーリングと夜間稽古を予定しています。会場が決まり次第また、改めて告知いたします。

「徹夜稽古」

日時:8/10(土)12:00-8/11(日)17:00
入退室自由です。
参加費:10000円(当日払い)、1日参加は5000円
会場:カラダラボ名古屋稽古場 JR大高駅から徒歩10分弱
会場は申込者に個別連絡します。

【定期稽古】

7/27土 浜松
7/28日 名古屋
8/2金 一宮ヒーリング
8/8木 名古屋
8/10土-8/11日 名古屋徹夜稽古
8/22木 瀬戸ヒーリング
8/24土 浜松

全て一回稽古制です。参加資格はありません。

申し込みはウェブサイトから。
http://www.karadalab.com/

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