【ヒーラー入門】初ヒーラー入門を終えて

2/2、東京目黒にて初「ヒーラー入門」を開催してきました。

これまで何度も書いていますが、「技」として伝えられる喜びを初めて持ち、会場へと向かいました。ありがたい事に20名を超える方にご参加いただきました。
思いがけず嬉しかったのは、ヒーリングとして伝える技を早速試してくれた事。特に女性は武術をテーマにしていると体験は出来ても、自分で試す、というところで遠慮がありますが、今回、すぐに試していただけたことで、身体感覚の世界に自分の足で踏み込む経験もしてくれました。これは大収穫です。このテーマで良かった、そう感じました。

東京での稽古はこれまでも何度か開催しています。これまでとは違う「ヒーリング」というテーマにも関わらず参加をしてくださった方もいます。どう思われたのかな、感想聞きたいです。お暇な時に、聞かせてください。よろしくお願いします。

「ヒーラー入門」ですから、集まってくださった人、自覚が有るか無いかはわかりませんが、みんな「優しい人」です。
怖れがあっても、勝ちに気持ちを持っていかれず、相手の事を考えられる人です。そうでなくては、わざわざどこの誰かもわからない人間のヒーラー講座には参加しません。

これまでこのノートに、「技」を伝える、と自分に念を押すように残してきました。5つの技として、その形と働きを出来る限りお伝えしてきました。
ただ、その5つの技の手順と形は簡単なものですから、すぐに伝授は終わります(笑)。
きっと、簡単すぎて気を抜かれてしまった人もいるかもしれません。しかし、ご自身でその技を試された時、出来ているかどうか、そこが難しかったのではないでしょうか。

今、こうして思い出しながら書いていますが、動き自体はうまくいっても、そこに確信が持てない時、心に不安が生まれます
自分の動きがどう「相手の身体」に伝わっているかを見る事が大事なのだな、と気づきました。次回、それもまた新たな手掛かりとしてお伝えしたいと思います。

身体感覚の世界には練習は要りません。毎日を身体を通して暮らせば自然と感覚は磨かれます。
私が伝えたい「ヒーラー」というのも、それは「立場」の問題。ヒーラーとして人と向き合い、今のままの暮らしをしてくれたらいい、そう思っています。
ヒーラー入門を受けたから痛みを癒す治療家になる。それが目的であれば、もっと詳しく、専門的な知識がいりますが、「今のまま」、立場を変えるのなら、この瞬間から可能です。

私自身、今回、講師という仕事は同じですが、とにかく話を聞いてくれる人たちの役に立ちたい、出来る限りの思いを受け取って伝えたい、と思い向かいました。実際にヒーラーとして向かったのです。
武道の世界では「より強い人」が求められがちです。師匠の事を父親としてみる傾向もまだ残っています。厳しく指導されるから一人前になれる。それはそうかもしれませんが、それではいつまでも、大人になれません

既にみんな、一人前の大人です。ならば、そのままを活かすためにできる事をしたい、とずっと思っていました。その答えが「ヒーラー」だったのです。

戦わず、争わず、支える側に立ち人と向き合う。その立場に気づけば、怖れを持たずに、向き合う事ができます。
本来サービス業はそういう気持ちから生まれていたのではないでしょうか。公務員だってそうかもしれません。一番になるぞ、という意欲は大切ですが、それは心も体も消耗していきます。チャンピオンだけが認められる競争の世界であれば仕方ありませんが、毎日の業務として行われる「仕事」なら、間違いなく「支える側」に立ち向き合った方が楽になるはず。
今、多くの職業はサービス業になったと言われます。サービスってなんだろう、それを考えなくてはうまく立ち回れません。

迷いながらも、「ヒーラー入門」と名付けたわけです。まだ、思いの方が先にあり、うまくこの講座で得られる事が伝わっていないはず。今後も思いつくまま、言葉にしていきたいと思います。ぜひご参加ください。

【稽古研究は下記のとおりです】
浜松 2/8(土)PM1:00~PM5:00
名古屋 2/9(日)AM10:00~PM3:00
http://www.karadalab.com/sch

【ヒーラー入門】
つくば 4/12(日)PM1:00~PM4:00
瀬戸 2/20(木)AM10:00~AM12:00
大垣 2/27(木)PM6:00~PM8:45
浜松 2/17(月)AM11:00~PM2::00
浜松 3/2(月)AM11:00~PM2::00
http://www.karadalab.com/healing

【甲野善紀先生の浜松稽古会があります】
浜松 2/22(土)PM2:00~PM4:45
http://www.karadalab.com/archives/1872

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