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Creepy Nutsの武道館最高だったね。
自分が心の底から尊敬する人のタイプはわりとはっきり言語化できて、それは「社会のクソっぷりを嫌というほど認識していているのに、そこと繋がることを諦めていない人」だ。
この尊敬する人の定義は、ほとんどイコールでオードリー・若林正恭のことだったんだけど、つい最近そこに追加したい人ができた。
HIPHOPユニット、Creepy Nutsのふたりである。
今週水曜と木曜に開催された、Creepy Nuts One Man Live「かつて天才だった俺たちへ」日本武道館公演の水曜の回を見てきた。
もうとにかく凄かった。
元々自分は音楽のライブって少し苦手で、それは客席の盛り上がりが異常に気になってしまうからだった。
拍手の量少なくない?、声援はこのくらいで大丈夫?、誰かフーッとか叫んでくれ!などなど、アーティスト側はそんなに気にしてねえよということは良くわかっているのだが、それでもなんだか気になって居心地が悪くなることが多かった。
しかも今はコロナ禍の真っ只中。ヒップホップのライブにもかかわらず声援が禁じられた状態でのライブだ。
自分が楽しめるかどうかかなり不安に思いながら入場した。
結果心配はまったくの杞憂に終わる。
声援が出せない状態にもかかわらず、僕は過去に参加した音楽ライブの中で一番「盛り上がり」と「一体感」を経験できた。
R指定とDJ松永の放つ”気”がだんだん会場中に充満していき、隣の人の動きをチラチラ気にしながら踊っていたのがいつの間にか思いっきり体を動かしていた。
視界に映る客席の人たちの動きもだんだん大きくなっていくのがわかり、それがとても気持ちよかった。
ラッパーとして日本一に3回も輝いた人間とDJとして世界一になった人間のふたり組がどうしてあんなに卑屈で繊細なままでいられるんだろう、といつも思ってきた。
でも今回のライブを見て、きっと逆なんだろうなと思った。
自分の本業であるラップとDJに絶対の自信があるからこそ(その裏付けとなる努力を常に続けているからこそ)卑屈で繊細な自分を社会の中で守ることができるのだ。
かつて天才だった頃には、可能性の扉が自分の前に無数にあった頃には、社会や他人に対する不満や怒りを臆することなく口にできた。
でも社会人もそこそこやってきてしまった今、それらの不満を気軽に口にすることはちょっと憚られる。
口にした不満や怒りが今の自分を刺してしまうから。
お前はどうなんだって問いを向けられるのが怖くて、自分の卑屈さや繊細さの方を変えていく。そんなつまんないことってないもんね。
同じような卑屈さと繊細さを抱えてるんじゃないかと思える人が、そんな傷をさらけ出したまま破竹の勢いで活躍していく様をリアルタイムで見られることに感謝したいと思います。
今週のラジオも楽しみ。
サイトウでした。
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@いえもん
慣れってすごいねえ。
快方に向かっているようでほんとによかったです。
また話そうぜ。
@きっちゃん
声が大きいやつが勝つんかーい。
声大きいやつが勝つパワーゲーム、もう現実の会社でお腹いっぱいです感もあるんだけど、やってみますわ「among us」!
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