週刊からあげNews【第5号】文科省のPython教育は問題だらけ!?
「週刊からあげNews」第5号配信します。このNewsを配信しているnoteがソーシャルプラグイン「noteで書くボタン」をリリースすると共に、「今気になるニュースを教えてください!お題企画「#ニュースで語る」を募集します」という企画を開始しました。
からあげNewsを開始したばかりなので、ぴったりのタイミングですね。自分のやっていることを、プラットフォームが推奨してくれているということは安心感がありますね。多くの媒体が「noteで書くボタン」を採用してくれると嬉しいですね。
今回の話題は1つだけです。
今週の気になる話題
1. 文科省のPython教育が問題だらけ!?
いつも読んでいる「パパ教員の戯れ言日記」という現役教員のすずすけさんのブログで、高校生全員が「Python」を履修するかもというニュースが紹介されていました。情報元は、教育新聞の「高校「情報Ⅰ」で研修教材 新指導要領の高度化に対応」という記事です。たしかに、以下のようにPythonを採用と記載があります。
プログラミング言語は「Python」を採用しているが、多くの学校現場で使われている「JavaScript」や「VBA」「Swift」「ドリトル」などの言語で記述した場合の資料も順次公表する。
プログラミングに関しては、ネット上では一家言ある方が多く、色々なコメントが散見されました。
1点は、冒頭記事のすずすけさんの記事にもあったように、テキストマイニングの題材として使用されている松岡修造さんのTweetが、本人でなくbot(修造bot)のものである点です。まあこれはご愛嬌ですね(笑)じきに修正されるかと思います。
2点目は、コードに対する指摘です。目立ったのは以下のQiitaの記事です。
内容的には、PEP8に準拠していない内容をダメ出しするというものでした。私の感想としては「動けば良いじゃん」だけですね。
上記記事をコメント欄も含めて読んで、私は仕事で自分で何も作らないくせに人の作ったものにダメ出しばかりする「ダメ出しおじさん」のことを思い出して、凄い嫌な気持ちになりました。
こういうことばかりが目立って、プログラミング教育に取り組んで発信しようとしている人が萎縮してしまうことは、大きな損失だと思います。PEP8に準拠したコードに修正するのはとても良いことだと思うので、修正した内容を修正案という内容で公開すれば良かったのになと思います。
そして、それだけの知識を持って、プログラミング教育を憂慮しているのであれば、自分でできることをしていって欲しいなと思います。
最初に紹介した現役教員のすずすけさんも、積極的に発信やイベントの開催などしていますし、私の周りでもソフトウェア関係の仕事をしながら、プログラミング教育の本を出している人もいらっしゃいます。私は、ダメ出ししてスッキリして終わる人より、そういう人を応援したいですし、自分自身少しでも貢献する側でありたいなと思っています。
3点目は、日本初のプログラミング言語Rubyの作者松本さんのコメント。
これに関しては、お気の毒としか言えないですね…
標準規格 vs デファクトスタンダードは、ビジネスでも色々悩むところですよね。ただ、教育に限っていえばRubyよりPythonの方が良いかなと思います。Raspberry Piやmicro:bitをはじめ、多くの教育用のデバイスが採用していますし、多くの優良なプログラミング教材が有償、無料を問わず多く公開されていますので。
今週の本
1. プログラミング教育の教科書
お知り合いの現役エンジニアの@htaira さんが著者に名を連ねている本です。この本に関しての感想や、プログラミング教育に関して思うところは、以前ブログにも書いたので以下の記事をごらんください。
個人的には、プログラミング教育を受ける子供を持つ全ての親に読んで欲しい本です。
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