だっこマンの2歳児を1カ月かけて封じた3つのステップ
あなたも、子供の「だっこ!」に困ったことは、ありませんか?
わが家の下の子は、どこに行くにも「だっこ!」
保育園に行くときはもちろん、週末に行く公園でも、つねに「だっこ!」
ママが料理を作っている時もせがむので、手を空けられません。
「いま火をつかってて、だっこ出来ないの」 と言っても、
「お母さん、もう仕事に行く時間だから、ボクも保育園いくんだよ」と言っても、
だっこ~!(泣)
ほとほと困り果てていた わが家のママですが、以下3つのステップをこなし、今では「だっこマン」をほぼ卒業しました。
あなたのお子さんも「だっこマン」なら、ぜひ試してほしい方法です。
■なぜ、子供はだっこをせがむのか
そもそも子供がだっこを求める理由は、どこにあるのでしょう。
ChatGPTというAIに聞いてみると、6つの理由が返ってきました。
安心感と安全感
抱っこされることで子供は親の体温や心拍を感じ、安心感を得ます。これは特に疲れているときや不安なときに顕著です。愛情とつながり
親との身体的な接触を通じて愛情を感じ、親との絆を深めます。これは子供にとって非常に重要な感覚です。疲れや眠気
長時間歩いたり遊んだりして疲れたときや眠くなったときに、抱っこをせがむことがあります。注意を引くため
親の注意を引きたいときや、他の兄弟や姉妹と競争していると感じるときにも抱っこをせがむことがあります。安心な視点
抱っこされると視界が高くなり、周囲の状況をよりよく見渡せるようになります。これにより、子供は新しい環境や人々に対する不安を和らげることができます。体の不調
病気や怪我などで体調が悪いとき、抱っこされることで安心感を得ることができます。
少し分かりにくい表現ですね。
3~6は普段の行動とはすこし違うので、今は外します。
1の安心感と安全感、2の愛情とつながりを、詳しく見てみましょう。
■安心感がないと、愛情は感じられない
心理学者のマズローは、人間の欲求を5段階に分けて説明しています。
いちばん下の、「生理的欲求」から満たされ、
「安全」→「親和」→「自尊」と続きますが、
順に満たされないと、次の欲求に進みにくい。
という性格も持っています。
さらに大人になれば、一番上の自己実現の欲求も出てきますが、ここは子供の話ということで省略。
いまの場合、食欲やトイレすっきり、睡眠といった「生理的欲求」は満たされている前提にしましょう。
次の「安全欲求」というのは、パパやママなど家族に守られているという安心感です。
どうすれば、安心感を得られるでしょう。
ここでもChatGPTに聞いたので、シックリきた答えをいくつかピックアップします。
積極的なスキンシップ
抱っこやハグ、手をつなぐ肯定的な言葉がけ
大丈夫だよ。と言葉で安心感を伝える一緒に過ごす時間
多いほど、親の身近さを感じられる日常のルーチンを守る
つぎに何をするか、予測可能という安心感親自身の安定
親がリラックスする姿は、子供にも落ち着きをあたえる
つまり、
ゆっくり落ち着いてハグし「大丈夫だよ」と言ってあげる
ことです。
このようにして安心感という「安全欲求」が満たされ、
同時に愛情も受けとり、「親和欲求」も満たされました。
だっこに代わる行動が出来るようになるのは、ここからです。
■行動に移すための理由
あなたは、いつもと違うことをするとき、無意識のうちに理由づけをしていないだろうか。
今日は忙しかったから、もう1本ビールを開けよう。
先月たくさん残業して儲かったから、美味しいもの食べに行こう。
朝からずっと眠いから、もう寝よう。
ちょっと後ろめたい事でも、理由があれば仕方ない。
口実をさがして、知らず知らずのうちに自分を納得させてる事は一度や二度ではないはずです。
いま思い返せば、私も毎日の様にしていました。。
逆に言うと、人にお願いするときは理由をつけて頼めば、引き受けてもらいやすい、ということにもつながります。
心理学ではこれを、カチッサー効果といい、理由の中身はテキトーで良いとされています。
私の経験上、子供であればこの方法、効果てき面です。
たとえば、
3歳児に、出かける前トイレに行ってほしいときは、こんな感じ。
もはや③の理由など、中身はありません。。
もう一つ。
2歳児で、絵本をみていた図書館から、帰ろうと誘うときは、こんな感じ。
③の文章なんて、繰り返したにすぎません。。
それでも、単に「帰るよ。」と言うよりは効果あります。
逆に今では、何か理由づけをしないとやってくれない子供たち。
ぜひ、あなたのお子さんにも試してみて下さい。
■選ぶことで満たされる自尊心
理由づけのスキルを得たところで、もう一つ。
子供に納得してもらいながら行動させる方法を考えましょう。
ここでもChatGPTに聞いて、具体案を出してもらいました。
遊びの要素を取り入れる
「誰が一番長く手をつないでいられるかな?」や
「大きなハグをしてみよう!」など、楽しいアクティビティとして提案キャラクターを使う
好きなキャラで「手をつなぐと強くなる」や
「ハグをすると元気が出る」などと話し、キャラクターにならうよう促す子供の自主性を尊重する
「じぶんで歩くのと手をつなぐの、どっちがいい?」と選択肢をあたえ、子供が自分で決められるようにする
なかなか実践的で、つかえそうな案です。
これら2つを組み合わせた質問やさそい方にすると、
といった、二択にして選んでもらいましょう。
ポイントは、どちらも「抱っこ」しない選択肢だという事です。
このようにして、自分で選ぶことによって自主性を尊重することができた訳です。
これで最後の「自尊欲求」も満たされ、「だっこをやめさせる」という目的も達成できました。
■だっこ卒業の実例
では、実際にわが家の場合、下の子(2歳児)を例にとってみましょう。
ここでも、先ほど説明した4つの欲求を順番に満たしながら動きます。
また、同様に「生理的欲求」は満たされている前提です。
次の「安全欲求」と「親和欲求」ですが、これがなかなか難しい。
下の子は、とにかく「ママ命」で少しでも見えなくなるとすぐに不安になる性格でして。
ママを探しはじめ、いないと分かれば泣きじゃくる毎日。
実際は、
「大丈夫だよ」と言っても、落ち着いてハグしている間 ”だけ”
満たされています(悲)
そこで私の場合、
すこし緊張感をもたせました。
意識をママからそらし、状況を飲むので精一杯にするためです。
当時わが家の「非日常」は、私のベビーカー押し。
本人にしてみれば、
ママが見えるのに、ぼく(ベビーカー)は動いている??
という、ごく軽いパニックです。
でもママは見えてるので、
「安全欲求」と「親和欲求」は満たされた ”トランス状態”
になることでクリアー。
これで、だっこの代わりを提案できる状況が整いました。
最後の「自尊欲求」を満たしてあげましょう。
そこで、
を、セットで聞きます。
先ほど説明したとおり、
「できない理由」の中身はどうでもよいので、肝心なのは、
この一点です。
むしろ、理由はできるだけ中身のない短文がよい。
なぜなら、次に聞く二択のほうが大切で、そこを聞いてほしいからです。
わが家の場合、
でした。
結果、ドクターイエロー持って、お姉ちゃんと手つないで歩きましたww
なんとか「自尊欲求」も満たされ、だっこから離れたのです。
お姉ちゃんにも感謝でしたが、実際は当然、この一回だけで終わりません。一カ月ほどは、質問の内容をすこしずつ変え、ママだっこと手つなぎ歩きの行ったり来たり。
なので、この二択の引き出しをいかに多く持つかで、ゴールまでの距離が大きく変わります。
時間をかけて、少しずつ成長を見まもる毎日。
わが家の場合、たまたま一カ月ほどで済んだだけです。
あなたのお子さんは、どうやってだっこマンを卒業されましたか?
ぜひ、コメントでおしえてください。
あるいは、今まさにその状況!
であれば、このやり方も一度試してはいかがでしょう。
参考になれば、「スキ」押して応援いただけると嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?