N-1 8日目カルッツかわさき

中嶋勝彦 vs 岡田欣也
マサ北宮 vs ジャック・モリス
清宮海斗 vs 小島聡
船木誠勝 vs 杉浦貴
望月成晃 vs アンソニー・グリーン
潮崎豪 vs 鈴木秀樹
田中将斗 vs イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.
拳王 vs 藤田和之

望月成晃 vs アンソニー・グリーン

モッチーさん、必要以上に相手に合わせることなく余裕を残して終了。
モッチーさんにとっては不本意なN-1になったけど
観る側にとっては、逆に来年が楽しみになった。
来年…というかN-1以降、ノアでの戦いに意義を見つけたんじゃないかな。
信念を持ったオッサンは強いんだぜ!

グリーンは…「未知」の時期を越えると難しい相手ではなくなったな。
技はそこそこ持ってるんだけど、展開がワンパターンで「返し技」にしかなってない。
N-1のようなトップレスラーとの連戦なら、相手が受けて引き出してくれるけど、最終的にはどうしても相手の方が上回ってしまう。

N-1というより、稲葉や稲村なんかのN-1候補生の範疇で磨く必要を感じた。

田中将斗 vs イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.

なんという鉄人マッチ…
これは、どちらが勝っても負けてもスタンディングオベーションレベルですよ。
田中さんの間断なく攻め続けるテンポがルチャのテンポとスイングするのも驚きだし
ワグナーが鉄人・田中将斗にヒケを取らないコンプリートプレーヤーだったというのにも驚きだよ。

ワグナーは間違いなくノアの外国人トップレスラーだし、なんならミル・マスカラスやブロディ、ハンセンのような…
ノアではベイダー以来の「看板外人レスラー」になる!!

杉浦軍で、その他大勢の軍団構成員やってる場合じゃない。
外国人レスラー軍団を束ねる大将になれる逸材だよ。
小橋・パトリオット・JエースのTOPみたいな精鋭混成軍もいいなぁ~

船木誠勝 vs 杉浦貴

うん、やっぱり船木さんはこれしかない。
相手に付き合うことなく一瞬で極めていく。
「ガラスの後頭部」を持ってるんだからな。
ナショナル王座を手にしてから、相手の良さを引き出すことを求められるけど
このN-1なんて舞台では、少なくとも自分と同等の相手とタイトルマッチ級の戦いの連続だ。
弱点があるのに相手に合わせるなんて余裕は無いよ。

お互いの技を受け合い、引き出し合い「長い試合=良い試合」という評価に流されがちのノアマットで
一切の無駄を省き、冷静に間合いを詰めて
一瞬の相手の隙を突いてズバッと斬り捨てる。
そんな「居合い切り」の世界。

拳王とも中嶋勝彦とも違う、
現代の「受けて、魅せるプロレス」を排除した昭和のUWFイズムを継承する最後の求道者ってのもアリじゃないのかなぁ。

中嶋勝彦 vs 岡田欣也

大事にならなければいいが…
さすがにレベルが違いすぎる。
この熾烈なリーグ戦で戦い抜くための身体が出来ていない…
こんな事故を想定できないのはマズいよノア。

ダークマッチで目覚ましい結果を出してる稲葉を見てるだけに
なぜN-1の出場者決定戦が稲葉と稲村ではなかったのか疑問が残る。
最低限、ヘビーの戦いができる選手から選ぶべきだったろ。

清宮海斗 vs 小島聡

武藤殺法解禁はいいけど、シャイニングウィザード連発は武藤が晩年になってからの組み立てだろ。
若い清宮が連発してると、技の切れ味・完成度が足りないためのように見える。

ドラスクと足4の字と組み合わせて足を殺すステップを省いたのはどうかなー
フランケンシュタイナーとか派手な技だけ美味しいとこ取りしてると、武藤さんに取り上げられるぞw
シャイニングウィザードは「相手が片膝立てて受けてあげる」技だから、連発すると「お約束」感が出て白けるんだよ。
唯一「武藤さんだから」で許される必殺技なんだから、若い選手が使うには不向き。
そこんとこ考えましょう。

総括

今日の金剛は、ジュニア含めていいトコなかったなー
3連覇を狙うカッチャンでも、GHC王者の拳王もナショナル王者の船木さんも決勝に手が届かなかった…
それだけ、今年のN-1は白星の取り方が左右する、ガチで厳しい戦いだったんだよな。
金剛の3トップは後半に勢いを落とさないようにギア入れっぱなしで行かないと。
群雄割拠のノアマットで、征矢さんがのしていくっていう展開があってもいいよね。

いわゆる…
金剛四天王時代の到来である! 

…ナンチャッテ

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