「KONSAIRI」デモ版をやってみて思うこと

昨日ちょっとツイッターで「KONSAIRI」というゲームが話題になりました。
作者の方が書いた記事がツイッターで広まってゲームも一緒に話題になったという流れ。

デモ版があるということで、ちょっとプレイして感想やら何やら色々書いてみた。まだ30分くらいしかプレイしてない状態での感想だから、見当違いなこと言ってても許して!好き勝手書きま~す。

まず、プレイ前に記事読んでて個人的に一番気になったのが
<全ユーザーの総プレイ時間の中央値はわずか19分です。>
ここ読んだときに「あ、これわかりにくくてとっつきにくいゲームなのかな」って印象を持ちました。

私の経験上、起動して20分くらいで止めてしまうゲームって
「つまんね~」っていうより「え?これなにしたらいいの?」ってなっちゃうゲーム。逆に言うと多少つまんなくてもやるべきことが明確なゲームって最低でも数時間くらいはやる。
そんな予想をした状態だったので、デモ版プレイする際にもストアページの説明書を結構しっかりめに読んで(普段はまず読まない)、ツイッターのプレイ感想もちょっと参考にしてからゲームを始めました。
結果をいうと予想は当たってて、何をすべきか読み解くのがかなり困難。「手探りで進めてやりながら覚える」タイプのゲームは結構あるけどもそういう感じでもないかな~。私は説明書とにらめっこしながらが必須でしたね。

ざっとゲームの内容としては
①寝ている動物さんにビーツ(赤い野菜)を掲げて起こしてあげる。
②動物さんが起きたら一緒にご飯が食べられるのでスープを作る。
③スープを飲むと主人公のステータスが上がる&動物さんから次エリアの情報が聞けるのでまた次のエリアへ行く

って流れ。説明書見る感じ別の要素もあるっぽいけど、ベースはこんな感じ。でもここにたどり着くまでが結構大変なんだよな…読み解くのに時間がものすごくかかるってわけじゃないんだけど、「プレイヤー側が読み解こうって姿勢をしっかり持たないとまずわからないゲーム」という感じ。ある意味でファミコン時代のゲームっぽいのかも。「初めはよくわかんなかったけどゲームやってるうちに分かった!」っていう達成感がもうちょっと欲しいと思った。

あと、プレイ時間中央値19分の原因、個人的にはやってて目が疲れるっていうのもありそう…。理由としては、
①全体的にゲーム内の色使いがキツめ。
②背景とオブジェクトの境がよく分からない。画面の情報量が多すぎる。
③主人公のきつねくんが動くたびにカメラがすっごい動く。もうすっごい。
まあ、①②に関してはそういう狙いで作ってるような気がしないでもない。ゲームボーイカラー時代のゲームってこんな感じの多かった印象だし、そこら辺のゲームをリスペクトして作ってる気もするし。
でも正直プレイ時間30分だけでもちょっと酔った。
ただ、自分は「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」でも酔いまくるタイプなので、ゲーム酔いしやすいほうなのかも。これからやる人は参考程度にどうぞ。

ここからはゲームの感想からちょっとそれちゃうんだけど、やっぱり製品版の価格が1,120円ってのも気軽に手を出しづらいのかなって思ってしまう。
steamでインディーゲーム買うかってなったときに、「これよくわからんけど失敗してもいいや、買ってみるか!」ってなる値段のラインって個人的にはせいぜい500円くらいかなって思ってて、セールなしで1,000円越えのゲーム買うのって結構ハードルが高い。
自分に限らず、インディーゲームが好きでよく買って遊んでるような層は1,000円台のゲームへの期待値が結構大きそう。
インディーゲーム市場においてセールなしの1,000円台って「あ、これ絶対いけるわ!自分に合ってる!」ってある程度の確信を持たないと買わないラインになっちゃってるのが厳しいところ。
2年の開発期間考えたら1,120円でも安いとはもちろん思うんだけど、この価格帯で勝負するってなると、デモ版なりPVなりゲームに触れた時点で「お、これいけそう!」って思わせる何かが必要かなと思った。

と、ここまでゲーム開発経験もろくにないただのゲームプレーヤーが色々偉そうに書いちゃったんだけど、「KONSAIRI」っていうゲームが1日ツイッターでちょっと話題になっただけで終わってほしくないなぁと気持ちが大きくて色々書いてみた。正直今の状態だと超オススメとは言い難いゲームではあるんだけど、逆に言うともっといいゲームになれると思うんだよな~!キャラクターはモフモフ感が伝わってきて可愛いし、かわいい動物さんと一緒にご飯食べてステータスアップっていうゲーム仕様もすごい好き。というか本当に何の魅力もないゲームだったらそもそも2000字近い記事なんて書かないし。ゲームそのものに関する理解がまだまだ浅いような気もするのでもう少しデモ版やってみようかな。