言葉にできるは武器になる

〇目標

思考を深める,それを言葉にする力を身に付ける

⇒とにかく思考できる方向にチェンジ

〇手段

1:思考に繋がる「内なる言葉」そのものについて学ぶ

2:その言葉を深めて,考えに繋げる思考サイクルについて学ぶ

3:思考を言葉にする方法をプロが実際に行っているやり方から学ぶ

〇現状

考えがうまくまとまらないことがある.そもそも考えることから逃げている.相手に考えていることが伝わらず傷づけた.

〇章ごとの要約

一章:「内なる言葉と向き合う」

.言葉で評価される時代:内なる言葉に目を向ければ,相手に良く伝わり,よく評価される.

・言葉には2つの種類がある:言葉は意見を伝える道具.意見を作る内なる言葉の存在に気づけ.

・内なる言葉と向き合う:わいた感情を内なる言葉と認識することが,自分の意見になる.

・人を動かすから人が動くへ:内なる言葉で,負荷牛港から生じた言葉しか,人に響かない.

・最後は言葉にできるが武器になる:内なる言葉に向き合う習慣が,考えを深め,言語化に繋がる.

「内なる言葉を意識し,深める.それが言葉の元となる」

二章:正しく考えを深める「思考サイクル」

・内なる言葉の解像度を上げる:内なる言葉を意識,書き出し,解像度を上げると,思考ができる.

・思考サイクルで正しく考えを深める.

.アウトプット:とにかく書き出し,考える.次に自分と切り離して考えを繰り返す.

・T字型思考:常に考えのもとを意識し,なぜ,それで,本当にを使い思考を深める.

・グルーピング:考えを分類し,思考の偏りを知り,整理して客観的に観察する.

・視点の拡張:方向性の横,次に深さの縦を広げ,重複なく広く,深く思考する.

・時間をおいて寝かせる:時間を置くことで,より思考が深まり,予期せぬ志向にもつながる.

・逆転の発想:今までの思考の逆を考え,自分の考えから脱し,思考を広げ深める.

・違う人の視点から考える:思考対象に第三者がいる場合,その人の思考を考え,深める.

・思考を鍛えたいなら時間を確保し,習慣化しろ

「内なる言葉を書き出し,整理し深める.それが自分の考えに繋がる.」

三章:プロが行う「言葉にするプロセス」

目標に今は必要ないと判断し,未読.

〇全体の要約

言葉はただの意見を伝えるための道具でしかない.元となる意見を作る「内なる言葉」の存在を意識し,それと向き合う時間を作る.内なる言葉をとにかく書き出す.それを広げ考えを深める.分類分けをしたら客観的に評価し,穴を埋め,さらに広げ,深める.時間を置き,第三者として考えることも有効.

〇仮説の答え合わせ

最終的な目標を,「自分の考えを言葉にする」から,「思考できるようにする」にシフトチェンジした.言葉は自分の意見を相手に伝えるための道具でしかない.という作者の言葉に深く共感し,思考ができて考えがまとまっていることが一番大事なんだと理解からだ.そのため,思考を言葉にするプロセスは未読とした.今の自分の目標に言葉にする技術自体は必要ないと判断した.

この本と通して作者の「思考」のやり方を学んだ.まだ,自分の思考の力はついていない.これから,自分会議と称し,内なる言葉と向き合い思考する時間を確保していって力に繋げていこうと思う.

⇒次の目標:思考の題材を「自分が楽しく,幸せに生きていくために,これから何もすべきか」に定めた.自分会議を通して思考してみる.また,ベストセラーである「嫌われる勇気」,「幸せになる勇気」を読み,第三者の意見を取り入れながら,思考する.

〇帯文

この本を手に取っているあなた,そもそも自分の伝えたい考えはまとまっていますか?

〇交錯読みの結論

なし

〇自分の意見

この本と一緒に「伝え方が9割」という本を一緒に購入した.テーマが「自分の考えを言葉にする」という点で同じであり,東大読書で学んだ交錯読みができると思ったからだ.しかし,この本の冒頭で,「伝える技術だけを記述してある本はクソだ,言葉の元となる考えを磨け」と書かれており,納得した.

言葉は自分の考えを伝える道具でしかない.私は自分の考えがまとまっていない状態で,誰かに話し,理解されなかったことや傷つけたことが多いように感じる.大切な人に「あなたは自分の考えを言葉にするのが苦手だよね」と言われ,相手に察してもらおうとして,ストレスを与え,最終的にはその人を失ってしまった.

言葉にするのが苦手なのではない,そもそも深く考えられていなかったのだと思う.人として非常に恥ずかしいし,自分が情けなく感じた.

相手に自分の考えを伝えたいと思った私が手に取ったこの本は,その根本的なことに最初に気づかせてくれた.今の私に必要なのは,自分で思考し,自分の意見を明確に持つことである.さらに,この本は具体的なプロセスを提示してくれて,ある程度のフォーマットにのっとって思考ができるようになっている.

作者はA4用紙にとにかく書き出すことを推奨していたが,私は無料のPC用ブレインストーミングアプリを使用して思考を整理することに決めた.整理のしやすさは微妙であるが,PCだとやる気が出るし,書く時間と面倒くささのストレスがないからだ.

さらに日常でちょっと内なる言葉を意識し始めた.何気ない内なる言葉でも自分の意見に繋がるかもしれない.とにかく考えることが苦手な私はこの本にのっとって実践してみようと思う.