東大読書

〇目標:本の内容を理解し、説明でき、自分の意見を持てるようになる。

〇道筋:5つのステップを踏む必要がある。

〇現状:本を読んでも、内容が頭に残らず、ためになってない。

〇章ごとの要約

一章:読解力

・読む前の準備、装丁読みと仮説作りが必要である。

・装丁読みの情報を残すことで、読解に使うヒントを得る。

・文章の全体像を理解するために、目標、道筋、現状の仮説を作る。

「本を読み、何かを得たいなら、装丁読み、仮説作りで準備をしろ」

二章:論理的思考力

・記者のつもりで、本に質問し、文章の流れを理解しろ。

・質問、回答を随時記録し、情報を知識に変え、論理展開を追う。

・本の内容に疑問を持ち、調べることで思考力を鍛える。

「質問、疑問、回答を記録し、読解、思考力、知識に繋げる。」

三章:要約力

・著者の主張を見つけ、端的にまとめることで自分の意見が持てる。

・主張を字数制限でまとめることで、端的に伝える力も得られる。

・要約を読み返し、推測することで、主張を整理し理解できる。

「要約により、内容の理解、自分の主張に繋がる。」

四章:客観的思考力

・複数の本を同時に読むことで、内容の理解、自分の主張に繋がる。

・複数の本を着眼点の違いから上手く選び、パラレル読みを行え。

・複数意見の元となる部分を探し、クロス読みでさらに思考する。

「パラレル読み、クロス読みを使い、自分の意見の材料にする。」

五章:応用力

・アウトプット前提で読み、実際に行い、記憶に定着。

・仮説の達成度、本の帯文、交錯点の結論をアウトプットする。

「アウトプットして本の内容を記憶にとどめ、使えるものにする。」

〇全体の要約(140)

本を読んで、内容を忘れず、かつ自分の意見を持つには5つのステップを踏む必要がある。

読む前の準備、読み方の姿勢、随時行う要約、複数の本を同時に読む、そして、内容・自分の主張のアウトプットである。

これらは、付箋などで記録する必要があるが、実践すれば非常に効果がある。

〇仮説の答え合わせ

実際に本文中に書かれていたことを実行し、普段より本の内容が理解できている。ただ人に説明するとなると、うまく話せなくなる。自分の意見も著者に納得って感じで深くはない。

⇒次の目標:東大読書を実践して、本の理解、自分の意見を持つ。伝え方の本を読む。

〇帯文

本で何かを得たいなら、多少面倒くさくてもこのやり方を覚えて実践しろ。

〇交錯読みの結論

なし

〇自分の意見

実際、読んでいる最中に質問・疑問・回答、要約などをメモとったりするのは本当に面倒くさい。ただ、この本を読んでいる時点で、本を読んで知識を得たい、考える力がほしいと思っている。それを実現するとしたら、この本に書かれている手法はかなりためになると思った。

まず、何かの本を読もうとする時点で、自分がその本から何かを得たいとしているという根本的なことを忘れていた。それを、本を読み終えた時に得る目標と定めれば、難しい文章でも、ぶれずに読み進めることができると思った。

面倒くさいが今後は、要約をしようと思った。要約も、重要な一文の選択⇒章の要約⇒全体の要約と進めれば、意外に苦ではなく、文章の理解に繋がった。今後の課題は著者の主張を見極め、適切な要約ができるようになること。

複数の本を同時に読み進めるのも、聞いたことはあったが、本当に効果がありそうだと感じだ。僕は典型的な文章が読めなくて、自分の意見が持てない人で、書かれている事実を情報として受け取りアウトプットもせず「わかった気」になっていた。たしかに、言われてみれば本なんて、どこの誰かわからない人が一個人の意見で書いたものである。それを読んで、情報として受け取って、自分の意見かのように言うのは違う。何かの分野の本を複数読むことで、いろいろな角度からの情報が得られ、客観的にそれらを評価して自分の意見が持てそうだと思った。

少し、面倒だが、自分の意見が持てる人になりたい。この読み方を実践してみて、みんなの意見に賛同するだけの人から脱却する。