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フルートデュオアラン2ndアルバム曲目解説(簡易版)

2022年11月30日に発売となった岩崎花保×要田詩織のユニット「フルートデュオアラン」brilliantの曲目解説です♪

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①W.A.Mozart 
6 DUETTE,OP.75/1,K.156 No.1 Gdur

原曲はヴァイオリンとピアノのためのEs durのソナタ(K.380)で、こちらはWilhelm Barge氏によってフルート2本用に編曲されたものです。編曲の際にフルートの音色がより輝くG durに移調し、2楽章(Andante con moto)はカットされました。

②M.Blavet 
6 SONATAS FOR TWO FLUTES OP.1 No.2 a moll

テレマンやクヴァンツに絶賛されていたフルート奏者のブラヴェは、通常とは逆の左向きに楽器を構えているのが特徴で、超絶技巧で聴衆を魅了しました。フルートの良さを最大限に引き出した作品は、彼の演奏家としての経験が非常に生かされているように感じます。

③G.P.Telemann
6 SONATEN,OP.2 TWV40:102 FOR TWO FLUTES  D dur

後期バロック音楽を代表する作曲家テレマン。
とにかく多作で、現在3600曲以上が確認されており、「クラシック音楽の分野で最も多くの曲を作った作曲家」としてギネス世界記録にも認定されています。

④F.Kuhlau
THREE DUOS FOR TWO FLUTES OP.10a No.1 e moll 

「フルートのベートーヴェン」とも呼ばれているクーラウ。フルート奏者にとっては欠かせないレパートリーを数多く残しており、フルートデュオは18曲もあります。今回収録したOP.10aはその中でも初期の作品です。

⑤J.L.Tulou 
3 GRAND DUOS,OP.72 FOR TWO FLUTES No.1 Ddur 

コンセルバトワールのフルート科最初の生徒の1人で、パリのオペラ座の首席奏者や指導者として活躍したトゥルー。彼が作曲した作品は沢山あるはずなのですが、入手できる楽譜やCDは限られています。今回収録した曲も、難易度が高いため取り上げられにくい作品ではないかと思います。

⑥田川めぐみ 編曲
ブルグミュラー・メドレー

ピアノのための25の練習曲Op.100より
アラベスク(L'Arabesque)、進歩(Progres)、せきれい(La Bergeronnette)、バラード (Ballade)、タランテラ(La tarentelle)、貴婦人の乗馬(La Chevaleresque)をメドレーにしていただきました。今回のCDのための特別書き下ろし作品です♪

岩崎花保

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