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私が市長になったら

市役所で3年ぽっちだけど働いた経験と、会計士で働いてきた経験と、ちっちゃいけど独立して会計事務所を運営している自分の立場と経験から自分が西宮市長になったら、こういう改革してみたいというのを書いてみました。
市長の権限でできないこともあると思うけど。

1⃣公務員の能力強化

何と言っても組織は人材の能力の総和であって、公務員の能力向上、モチベーションアップに努めたい。
やる気のある公務員が報われ、評価される組織に変えたい。
今は民間で疲れた人達、安定志向の学生さんが集う組織だけど、そうではなく、むしろやる気と地域貢献のために汗を流せる人達が受けに来る組織に変えたい。

具体的には、以下の項目。
・終身雇用の撤廃、能力主義、成果主義の徹底
・役職定年の採用
・中途採用の増加、インターンの導入
・レイオフ改革
・退職金制度の見直し
・公務員試験の撤廃(面接で採用)

橋下市長でもできなかったことなので、簡単ではないと思うし、地方の権限で直接はできないこともあると思うけど、思い描いているのはこういう事。

【人材の流動化】
「良い人事」は辞めない、定着率の良い組織という視線もあるだろうけど、定着率が良すぎると新陳代謝が悪くなって組織が腐る、その典型。
新陳代謝を促して、評価主義を徹底する。
民間人材だけでなく、他の公務員(国や都道府県、大学等)からも中途採用を大幅に増やして、インターン生も受け入れる。
逆に民間への出向や転籍、他の公務員との横のつながりも増やしていく。一定年齢以上になれば役職者以外は再雇用。
いるだけで給料が上がる制度を廃止して、一定の評価以上でなければいつまでも給料が上がらない制度を導入。降格人事もハードルを下げる。
現在の意味不明な公務員試験も廃止、面接・一般常識レベルの筆記試験のみで採用する。
20百万円~30百万円と言われる意味不明な退職金も廃止する。できればゼロにしたいけど極力下げて、401Kを導入して月数千円を補助するのが妥当。
現状、局長(市役所のトップ、西宮市で確か7名くらい?!)で年収900万円がマックスだけど、これを1,500万円くらいには引き上げたい。

2⃣IT活用の推進

ITを使えるものはふんだんに使う。意識は何でもWebで。
市の施設、資産を洗い出して、サービスにはネット環境を整備して、納税・料金は基本ネット決済。納付書廃止。
社内のコミュニケーションはチャットに。リモートワークも整備。

具体的には以下の項目。
・図書館の廃止:本は基本WEBで無料でお届け・返却
・グラウンド、テニスコート、BBQ、公民館等の活用
・住民票、戸籍は無料でお届け、各種手続きもWEBで

今もやってることはやってるんでしょうけど、もっといろんなサービスを統合してマイページを作成してそこでいろいろとできるようにしたい。
具体的なイメージはないけど、民間のサービス・医療などとも連携して総合的なWebサイトを構築したい。

3⃣子育て施策の充実

子育てでサポートすべき時期はいつか。
①産後、②保育、③教育

子育てでサポートすべき事項はどのような内容か。
①経済的支援、②メンタル的支援、③産後ケア・保育・放課後支援

具体的な事項は以下の通り。
・市内の保育園で勤務する保育士へ月3-5万給付
・15歳以下も税額控除
・産後ケアへの助成・利用促進
・出産助成金の積み増し
・習い事補助金
・公立保育園、幼稚園の民営化(売却)

保育園は十分に整備されたイメージ。保育士や保育支援員への補助・優遇が最優先。金額は理想だけど、現状早くやれば「西宮で働けば給与が上がる」と思って保育士が西宮に集まりやすいのかなと思う。
韓国では一般的な産後ケアを導入したい。できれば民間で始まって市で補助する仕組みが理想。産後の夜泣きによる鬱や体調不良からお母さんを開放。
あと、市内に15の公立幼稚園、20くらいの公立保育園があるんですが、これが公立である意味が感じられない。公立であることによって保育士や幼稚園の先生が公務員になり、著しく人件費がかかってしまう。残業代も含めて年収900万円の保育士もいるとか(局長と同額)。。。
あとは、習い事の補助金。月1万円程度の支援で1-2つの習い事でやりたいことをやってほしい。
税額控除は市だけ単独でやるのは難しいかもだけど、クソ民主党がまやかしで子ども手当てを導入して、今まで取れていた15歳までの税額控除を廃止して所得制限がついたので所得の高い層には実質的な増税。
そもそも子どもを増やすための政策なので所得の高い人には所得控除を認めて子どもをどんどん産んでもらうべき。

4JR西宮周辺の活性化

JR西宮北側にある市営住宅は他の市営住宅及び借上の住宅に移設、移動させる。これは長い期間がかかるだろうけど、西宮の真ん中に市営住宅があるのは都市設計として良くない。
場所柄、歴史柄いろいろな事情があることは知っているけど、それも薄まりつつある現在において何もしないのは市としてマイナスになる。
JR西宮に新快速が止まるように、商業施設と公園が作りたい。市としても売却収入なり、賃料収入が入る。

5 会計の企業化

現状の単年度会計、収支予算からBSとPLに変更。
出納整理期間とか訳のわからないことは加味せずに3月末の未収・未払を計上する。
税金が資本金なのか、売上なのか、ひたすら論争している学者は置いといて、どっちでもいいから継続的に経年推移分析できる制度を作る。
基本は企業会計に準ずる。
科目内訳書ももちろん作る。セグメントも大事。
現金、土地・建物等の資産がいくらあって、借入がいくらあるのか、税収に対して何にいくら費用が発生してるのか、どの程度の引当金が必要なのか、それぐらいはアカウンアビリティとして当然。

6 ふるさと納税の活性化

担当部署を設置して対応。これはそこまでこだわりはないけど、わかりやすい結果が出るし、IT人材の育成や意識の形成もできるから組織形成には割りと有益かなと。
西宮住民は住民税控除できないけど、市内の有名洋菓子店、和菓子店、名塩の和紙、甲子園、阪急電車、CA4LA、市内の名店や名産品を発掘、知名度を上げるのにもちょうど良い。コストも加味してマイナスでなければやったほうが良い。

7 窓口対応の集約

これもよく思うことで、市役所に行くと受付カウンターの横で昼飯の弁当を食べながらムシャムシャ応対に出てくる職員。通路から執務スペースが近すぎてYahoo!ニュース見てる職員もちょんバレ。
そもそもそんな職員がいることも問題なんだけど、あまりにお客さんたる市民が来る通路と執務スペースに壁がなく、担当部署のところまで市民が行かないと行けないのがナンセンス。よく見れば個人情報のある書類も割りと丸見え。
受付は庁舎の1-2階に限定。窓口を集中。会議室を大量に用意して、応対者はそこに予約してくる。
申告や縦覧の時期は特別コーナーを1階に設置。
また付け加えだけど、職員の机やPCも古すぎるし汚すぎる。定期的に買い替える。基本リースにして引き取ってもらう。


今考えているのはこんな感じです。