さようなら、サクマ式ドロップス
みなさん、こんにちは
大槻亮太です。
100年以上親しまれてきた国民的お菓子
「サクマ式ドロップス」が今月の20日で販売を終了しました。
製造する佐久間製菓は1908年・明治41年に創業。
アニメ映画「火垂るの墓」の名シーンにも登場していることで有名です。
戦時下でも懸命に生きる主人公の節子のお気に入りのアメで、
缶に水を入れて味付きにして飲んでいるのが印象的でした。
しかし、3年前から続くコロナ禍で売り上げは減少。
ロシアによるウクライナ侵攻を背景にした原材料高などが追い打ちとなりました。
事業の継続が困難と判断し、自ら114年の歴史に幕を下ろしたのです。
佐久間製菓はテレビ東京の取材に対し、
「きょうで事業を閉じることになったのは本当につらい。でも多くの人に長年商品をご愛顧いただき大変感謝しています」と、コメントしています。
時代の移り変わりの中で、新しいものが生まれ古きものが幕を閉じていく。
新陳代謝があることは良いことである反面、寂しい気持ちになることもありますよね。