傾いたこの世界から転げ落ちそう。
もう神無月も終わり。
住まいも環境も変わったこの1ヶ月、
やる事なす事うまくいかなかった気がする。
社会には相変わらず適合できないし、タスクの処理なんてまるで追いついていない。
今僕が何をしなければいけない事はあれど、それを実行して完遂までもっていくことができない。
何もできていない気がする。
手にするもの掴むものすべてに触れられていない。
スカッとすり抜けていっているみたいだ。
最悪、手にするべきもの答えなんか見つからなくともいいが、この世界を生きる上では難易度が跳ね上がっている気がする。
傾いている。
今更だ。
もう物心ついた頃から傾いていた。
見ているものは同じはずなのに、認識は違うことなんて幾度とあった。
良い方に進めばそれはいいことなのだろうが、そうは問屋が卸さない。
次の一歩を踏み出した時には、その世界はまた別の角度になっている。
幾度と踏み外してきた。
しっかりと踏みしめた経験が多いようには思えない。
後ろにはできたばかりの道があったとしても、自らが歩んだその道ですら数メートルも視認できない。
経験が薄っぺらすぎるのだ。
しっかりとした足取りでなくよちよちと歩いてきた。
何かを成し遂げた実感もない。
踏み込む前に引いてしまう。
何の実績も足跡も残らぬまま、薄い痕跡だけを残して行きてきた道など、振り返ろうとも視認しにくいものになっている。
計画通りにいかないことが沢山あるどころではない。
ほぼすべてのことはうまくいかない。