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競馬雑記 ~博才とは、何か?~

優れた競馬理論は馬券に直結するのか?

世の中には「博才」のある人がいます。

優れた理屈があるわけでもないのに、いつも
馬券で勝っているような人です。
本当に、いつも勝っているかどうかは知りま
せんが、そういう人が稀にいます。

逆に、勉強して理屈は優れているのに、馬券が
まったく駄目な人もいます。
そういう人は、多いです。
皆さんの周りにもいると思います。

では、この違いは何なのか?

今日は、そんなお話を書きたいと思います。

共通する2つのこと

長い間、人の馬券を見てきて思うのは、博才
があろうとなかろうと、馬券で勝っている人
には共通項があると思います。

以下の2つです。

1 たくさん買わない
2 券種の選び方が上手い

この2つを守れれば、馬券で利益を生み出す
確率は、かなり高くなると思います。

では、1から説明します。

大数の法則

統計学に「大数の法則」というのがあります。
これは、分母が大きくなればなるほど平均値に
近づくというもの。

競馬の平均値とは、「負ける」ことです。
ほとんど人は競馬で負けるので、平均値とは
負けることを意味します。

つまり、たくさんレースを買ったり、たくさん
点数を買う人は、限りなく平均値に近づくと
いうこと。

では、ここで質問です。

あなたに、ある有力情報が入ったとします。
その馬は、今回確実に走るという情報です。
あなたは、どうしますか?

1 その情報に基づき、予算の全額をつぎ込む
2 その情報のレースに半分、残りは他のレース
  を買う
3 情報は信用できないので買わない。

馬券で勝つ人の大半は、1か3の人です。
2は全く駄目です。

たくさんのレースを朝から、1~200円と
買う人も駄目です。
そんなことをして、儲けたという話は聞いた
ことがありません。

1に関しては、次の2の説明にもリンクする
ので、また先に説明します。

あるエピソード

話は逸れますが、ここで出てきた有力情報に
ついて、少し書きたいと思います。

そんなものがあるのかと、ハナから疑問に
思っている方に、あるエピソードをご紹介
したいと思います。
(もう時効だと思うので書きます)

昔、私にはたくさんのキャバクラのお姉ちゃん
が友達でいました。
その彼女たちのお話です。

情報なんて、本当にあるのか?

結論から先に書くと、あります。

ある調教師の先生がキャバクラへ行き、私の
お友達の二人を競馬場へ誘ったそうです。
その日はGⅠで、部屋を取ってもらって
いました。

その先生は、私の馬から相手はこれとこれと
彼女たちに馬券を教えたらしいです。
で、本当にその3頭で決まってしまいました。

その後、お姉ちゃんたちは、私にその写真を
見せたがりました。
「ねえねえ、見てよ」
その写真には1万円札を扇形に広げ、満面の
笑みを浮かべる彼女たちが写っていました。

怖すぎる・・。

やはり、そうなのです。
その時、私は確信しました。

馬だからいつ走るかわからない、などと言う
調教師など信用できません。
彼らたちは、馬がいつ走るのか知っています。
それが仕事なのですから、当然です。
馬がいつ走るかわからないというような
調教師が、GⅠを勝てるわけないのです。
少なからず、調教師と騎手は、その馬が今回
走るかどうかはわかっているはずです。

先生、大丈夫なの?

それにしても、その調教師は、リスクをおか
したなと思います。
「誰にも、しゃべるなよ」
と囁いたようですが、彼女たちを信用しては
いけません。

そんなリスクをおかさなくても、彼女たちを
口説くのに、複雑なことをする必要などあり
ません。
馬扱いは上手くても、お姉ちゃん扱いは、まだ
まだということ。
まあ、どうでも良い話ですけど・・。

この話は、内緒話です。

だから、この話を皆にふれまわらない方が良いと
思います。
だって、そんなものねーよ、って思ってもらった
ほうが、我々にとっては都合が良いからです。

情報には注意!

情報は確実にあります。
ただ、私がそれらの情報を信用することはあり
ません。
理由は、それが2次情報だからです。
調教師の先生から直接聞いたら買いますが、流れて
きた情報は信用しません。

こういうのは伝言ゲームになりがちで、途中で、
違う思惑が入り、情報は不確実になります。
例え、それが本当だとしてもです。
さらに、それを利用して儲ける人たちもいるので、
いわゆる情報屋には、注意しましょう。

私はそれらの情報を、出馬表から読み取りたいと
思っています。
情報は、自力で取ります。
そしてそれが、私の成すべきことだと思って
います。

そこが、馬券のキモ。

券種の選び方

長くなりました。

次の2の説明をします。

「自分はドカンと一発当てたいので、三連単を
買い続けたいと思っています」

買うのは本人なので、ご自由にどうぞ。

例えば、寒いのが嫌いな女の子なのに、わざわざ
クリスマスツリーの前で告白する男。

和食が好きだと、あれほど言ったのにフランス
料理のフルコースの席で、プロポーズする男。

自分のことだけで、自己満足する男。
勘違い男は、競馬界にも多いです。

秘密は券種にあり

優れた馬券師は、「券種」を選びます。
それが、的を得ているので感心します。
いわゆる、買い方が上手いというやつ。
それなら、馬券術などいりません。
そのレースに合わせて買うだけだからです。

先程、1を選んだ方も、どういう券種で
買えば良いのか考える必要があります。
情報は1頭だけだからです。
その情報で三連単を買うのは、リスクが
高すぎます。

馬券とは、リスクマネージメントの領域
なのです。

博才のある男

来る馬が1頭しかわからなかったので、
複勝にしました。
と、博才のある男は、3万円の複勝馬券を
見せてくれました。
それを見ながら、いつもながら馬券が上手い
なあと感心します。
複勝380円。
購入金額もまた素晴らしいです。

あなたは、博才のある男に、近づけますか?

近づきたいなら、2つの鉄則を守るべき
でしょう。

では、素敵な馬券ライフを!


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