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「疾風スタジアム」 ~天皇賞(春)を考える 主幹・平井涼介~


◆天皇賞(春)とは、何か?

若駒はダービーを目指しますが、古馬は天皇賞(春)
を目指します。
今時、長距離戦?
と思われると思いますが、競馬番組上、そうなって
いるのです。

古馬戦とは長距離戦なのです。

古馬になると、それまでなかった2200M以上の
重賞が多く始まります。

ダービー馬が古馬になって走らなくなる理由も、
この長距離戦にあります。

2つのグランプリが2200M以上なのも、理由
はこれです。

三冠馬になり、且つ、この天皇賞(春)を勝つ
馬は特別な馬だけです。
長い歴史の中で、たった3頭しかいません。

そういう特別な戦い、それが天皇賞(春)です。

◆今年のポイント

春の天皇賞。

今年のポイントは、何と言っても阪神から京都に
戻ることでしょう。
天皇賞(春)が阪神で施行されていたとは、今更
ながら不思議に思います。

やはり天皇賞は、京都で施行されるべきレースです。

ちなみに、何故、天皇賞が京都と東京でやるのか
わかりますか?
この2つの都市は、都のある場所だからです。

でも、都と言えば、やはり京都でしょう。
京都の方は、天皇家の方々は、たまたま東京に
いるだけで、いずれ戻られると信じています。
私も、そう思います。

◆阪神の春天とは何か?

では、京都競馬場の改修中に施行された、阪神
の春天とは、一体何だったのでしょうか?
この2年を振り返ります。

<21年>
1着 ワールドプレミアム(菊花賞1着)
2着 ディープボンド(阪神大賞典1着)

あ<22年>
1着 タイトルホルダー(菊花賞1着)
2着 ディープボンド(阪神大賞典1着)

結果として、この2年間は同じことをやって
きました。

菊花賞は、2年間、阪神施行でした。
阪神大賞典を含め、「阪神」がキーワード
になっています。
それが2着のディープボンドです。

さらに、1着馬の前走は、共に日経賞。
日経賞は、イレギュラーな年に使われるトライ
アルです。

◆今年の春天を考える

この2年間を踏まえて、23年の天皇賞(春)を
占います。
ここは勝ち負けする可能性のある馬だけを考えます
ので、2,3着になる馬は、各自で考えてください。

やはり手掛りは、阪神施行です。

少なからず、イレギュラーだった年の結果を、
今年そのまま使ってくることはないと思います。
つまり、タイトルホルダーとディープボンドが、
勝ち負けすることはないということです。

これは強いとか弱いという問題ではありません。

さらに、昨年の菊花賞も「阪神施行」。
こちらも、使うわけにはいきません。
阪神大賞典1着馬も同様です。

これだけで、多くの有力馬が消えました。

◆春天のポイント

では、今年はどうなるのか?

春天で特に大切なキーワードは、シンプル
なものです。
でも、これが天皇賞に一番相応しいデータ
だと思っています。

その辺のチンピラでは勝てないレース。
それが天皇賞(春)なのです。

「前走、1人気だった馬」

これが、キーワードです。

数々の該当馬が、春天を勝ち負けしてきました。

今年を見てみます。
出走馬の中で該当馬は、たった2頭だけです。
そのうちの1頭は、すでに消すべき馬。
つまり、1頭しか残っていません。

該当馬は調べれば、すぐわかります。
(各自、調べてください)

この馬は、何故、前走2着だったのか?

その理由が、はっきり見えてきました。
勝たなかったことで、天皇賞(春)が見えて
くるのです。

さて、どうなる?

これは、私のつたない妄想です。
個人的な意見なので、マトモな競馬ファンの
方はお許しください。

枠順発表は木曜日。

この馬が、良い配置に入ることを願っています。

主幹・平井涼介


<カッパの会>
5月期の募集は終了
しました。
詳細は、以下。
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