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【2021年版】中の人がガチでやるどこより詳しい自動車業界研究

昨年、大変ご好評いただきました
中の人がガチでやるどこより詳しい自動車業界研究
この度、2021年版を作成しました!!

2020年は自動車業界にとって大波乱の一年でした。コロナ禍による世界各地での工場/販売店の休止。リーマンショック、東日本大震災の時とも異なる未曽有の危機。これまでに見たことのない販売の急落。完成車、また部品メーカーは経営に打撃を受け、赤字の企業増加、一部企業では構造改革も始まりました。ただでさえ100年に一度と言われる変革期を迎えている自動車業界。先行きの不透明感は増すばかりです。

そんな自動車業界の現状を1から理解できる業界研究2021年版。

昨年は250部以上をご購入いただき、購入された方から非常にうれしい感想をいただきました。
就活生の方からいただきました感想で一番うれしかったのがこちら。

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実際に自動車業界で働く方からも、

「業界全体の動向がまとめられ参考になる」 「内容が濃く、自業界を見直すのに役立った」

という感想をいただきました。


大学の授業、試験やレポートがある中で行う就職活動。時間は限られていて、複数の業界を受ける方はそれぞれの業界に対し十分な研究をすることは難しいでしょう。

また自動車業界で働く方でも、目の前の仕事をこなすだけで精一杯。業界全体の動向に気を配り、ニュースや統計を調べる時間を確保することは簡単ではありません。


そんな皆さんに変わって、このカッパッパが昨年同様、がっつり自動車業界研究をやっておきました。

最新情報を
読みやすく
深掘りして
周りと差のつく業界研究。

書きました。
これさえ、読めば自動車の業界研究は大丈夫。

2020年はテスラを代表とするEV関連の株が非常に伸びた年でもあります。世界最大の製造業ともいえる自動車業界。投資先を探す上でも役立つ業界研究になっています。

昨年と構成は同様にしながらも全面改稿、データも最新版に更新。
2019年度の実績、その後コロナ禍の影響、世界各地ごとでのトレンド、そして「CASE」。全て2021年版にupdate。

まともに読んでも15分、まとめだけ読むなら5分かからずに業界研究が終わる。

またnoteの最終章で、より深めたい人のために、今回書く上で参考/引用した資料、レポートの紹介もしています。

業界研究の本より新しく、各就職サイトのより深い。

自分でいうのもなんですが、自動車業界研究ならこのnoteが間違いなく1番クオリティが高いです。

昨年同様、皆さんにどうしても伝えたいことがあります。

「自動車業界は良いぞ」

私は他業界から転職してきた者ですが、
自動車業界は働く環境、そしてこれからの将来性もかなり恵まれている業界だと思います。

このnoteを通じて自動車業界に興味を持つ、また実際に受ける、また投資の参考にしていただける方が増えたら嬉しいです。

それでは中の人がガチでやった自動車業界研究2021年版、お読みください。

1.日本における自動車業界の位置付け

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日本において自動車業界はどのような位置づけにあるのでしょうか。
日本自動車工業会(略称:自工会)のデータから確認してみましょう。
ますは国内における金額。

製品出荷額:62.3兆円
研究開発費:2.9兆円
設備投資額:1.5兆円

(2018年)

金額だけ見てもさっぱりわからないですね!!
ではどれほどなのか、全製造業と比較を示したグラフで見ると…
【製品出荷額】

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【研究開発費】

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【設備投資額】

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http://www.jama.or.jp/industry/industry/index.html

「日本自動車工業会 基幹産業としての自動車製造業」より

製造品出荷額では自動車製造業の割合は18.8%、設備投資額、研究開発費はともに主要製造業において2割を超えています。これは製造業の中でTOPです。
また製品出荷額はバブル前の1985年に比べほぼ2倍、製造業全体に占める自動車工業の割合も、約12%から約19%へと上昇。自動車は大きく成長してきた業界なのです。

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https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/kako/20201125minikeizai.html
「鉱工業生産をけん引する自動車工業」より


他の指標も見てみましょう。輸出額においても2019年度では15兆9千億円,全体の20,7%、。これも全体の中で1位

【製品輸出額】

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雇用では製造、資材、販売など非常に広い範囲にわたり、合計で550万人、全就業人口の8.1%=12人に1人は自動車に関連した職に就いています。

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まとめると

自動車産業は製造業の約2割を占める価値を生み出し、製造業の中で1位。          成長し続けてきた産業であり、輸出、雇用においても重要な役割を占める基幹産業である。

でOKです。

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