よりそう
ボランティアの研修タイトルが ”同情と共感”
あまり深く考えた事はなく、こちらの感覚を余り頼りにするのも
どうかと思っている。
そんな事を考えていたところ、肺癌を治療中の姪に対する彼女の母の接し方に悩んでいた私は気がついた。姪の母は(私の姉)は寄り添うという事ができない人なのだ。治療中の人の気持ちを思いやる、思いやろうと努めようとすること、それだけでいいのに…
そう、寄り添うだけでいいのに…
そうしていると、姪の肺癌の局所再発(再燃)がわかり、摘出手術が決まった。手術の立ち会いや退院後のケアも 私がするのだが、義兄がかけてくれた言葉が 「いてくれるだけで安心できるから」だった。
そう、いるだけでいい時もある。そして、よりそう気持ちがあれば…
最もつらいのは 彼女だから。
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