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日本の重要文化財へ寄り道旅。【ヨドコウ迎賓館】

こんにちは、カピです。

外出制限が続いて、運動不足がとっても気になっていた私・・・
沢山歩くとすっきりして気持ちが良いので、気になっていた重要文化財を見に行く事にしました。
意外と混んでないので、そっとお出掛けするにはおすすめなんです。

兵庫県芦屋市にある国指定重要文化財のヨドコウ迎賓館です。


(現在は、淀川製鋼所の所有になっているので、一般公開されています。)

迎賓館って響きが素敵!!

ヨドコウ迎賓館は、元々灘区の酒造家の為の別荘として建てられた建築物で、帝国ホテルの設計をした、フランク・ロイド・ライト氏によって設計されました。
帝国ホテルが好きな私としては、聞くだけでテンションが上がります!

業平さくら通りを抜け北上します!
六甲おろしの風が吹いてくるので、日傘が飛ばされない様に注意して下さいね。

桜の季節の頃

歩いている途中で何か食べたくなり、芦屋川沿いにある芦屋川fumotoキッチンのお惣菜ランチを頂きます。
3月にオープンしたばかりのお店でした!


メインのお料理

小鉢も付いてて、優しいお味でしたね。


最寄り駅が阪急芦屋川駅になるので、坂がかなり急な場所にヨドコウ迎賓館はあります。

私はあえてきつい坂を徒歩で上がりました!!

到着すると綺麗に手入れされた素敵なお庭が出迎えてくれます。


素敵な入り口

1階は車寄せになっていて、奥が入り口になってます。
建物自体が車寄せから奥に向かって細く造られています。

美術館みたいですが、これが元々は個人の別荘だなんて、本当にすごいです!



しかも、大正時代に建てられた建物ですから、近代的でなんて豪華なんでしょうか。

芦屋の街並みが一望できます

ここは当時成功者だけが見る事の出来た景色だったんだろうなと思います。

早速、中に入りたいと思います!!

パンフレット


2階応接室

天井のすぐ下に小さな扉が一つ一つ付いていて細かい所にまで工夫してありますね!コンクリートの大谷石の彫り込みデザインも意匠性があって素晴らしい技術ですね!

こういう細かいこだわったデザインが好きなんです。


おしゃれな飾り窓


フランク・ロイド・ライトは自然の景観を損なわない様に配慮した建築を特徴としていて、この飾り窓も葉をモチーフにしているそうです。
個人的には、そんな考えもとても気に入りました!


3階の和室は撮り忘れました・・・!!


4階食堂

雰囲気があっておしゃれです!
フランク・ロイド・ライトが方行屋根をデザインに取り入れたおしゃれなテーブルライトもみえますね。

調べてみたら、このデザインのライトは今でも全く同じデザインでネットで販売されているんです。
今でも色褪せないデザインにフランク・ロイド・ライトの凄さを感じます。
近代的な建築の巨匠としても知られるフランク・ロイド・ライトですが、この建物自体もその当時の最新の設備などが使われている様で、大正時代の建物としてはかなり豪華な造りだったんですね。

天井

◇大正時代の生活とは??


ここで、少し大正時代にタイムスリップしてイメージしてみたいと思います。
大正時代とは、日本の元号の中で、とても短い時代であり、文化をや生活様式が少しずつ変化しつつあった時代です。
当時のお食事・・・質素な食事が普通。洋食は贅沢品だった。おやつに果物や野菜を食べていた。例えば山の木の実とか。
当時は、都市部と農村で貧富の差があり、電気・ガス・水道が完備された住宅というのは珍しく、庶民の憧れでした。

そう考えると、この邸宅も当時はすごかったと思います。


そして、迎賓館の中におみやげも売られているので記念に買うのも良さそうです。

各階に生け込みといって、おしゃれにお花が飾ってあるので、各部屋を移動しながらお花の鮮やかさも楽しめますよ。季節ごとに変わる生け込みも見どころの一つではないでしょうか。

4階バルコニー

そして、バルコニーへ行きます!
食堂から繋がっているので、外が見えて開放感がありますね。
外へ出られる様になってるので、出てみましょう!

さっきより高いので街が良く見えて眺望も素晴らしいです!!

バルコニーは屋外にあるので、天気が良い日に来られる事をおすすめします!

住宅街に溶け込む重要文化財のヨドコウ迎賓館は本物で素敵だと思いました。
1971年に取り壊しの危機にもあっていた様で、その後地震がありながら、今こうして残されている事が本当に良かったです。
いつまでも、素敵な迎賓館として語り継がれていってほしいです。



◇ヨドコウ迎賓館
〒659-0096
兵庫県芦屋市山手町3-10

開館日
一般期間/水・土・日曜日と祝日
雛人形展期間/火・水・金・土・日曜日と祝日
開館時間
10:00~16:00(入館は15:30まで)



これからも、日本の文化や歴史を歩いて見つめ続けたいと思います。


最後まで読んで下さってありがとうございました!






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