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NISAに興味はあるけど調べるのは面倒な人へ

結論

投資をするか否か

まず結論から話します。以下のフローチャートに従って積み立てるのが一番コスパがいいです。
僕は個別株を調べて売買するのが趣味なのでやっていますが、その過程ではなく、投資の結果にしか興味がない人が嫌々知識を身につけるのはコスパ悪いです。
世の中の大半はそういった人なので証券会社はそんな人向けの商品(投資信託)を用意してくれているので安心して下さい。
そして、投資信託を買うなら勉強してもしなくてもパフォーマンスは変わりません。

1:
今お金を使うのも大切な経験だと思います。小学生の時に1000円貯金してたら今1万円貰えるとしても、小学生の1000円の方が楽しめるし貯金しないという人が多いのではないでしょうか。特に医師は研修医→選考医→専門医とステップアップするにつれて給料は上がるが使える時間が減るのはほぼ確定していますしね。お金で経験を買うのも大切な投資の一つです。若いうちに楽しみましょう。
いつか投資をしようと思った時にこの記事のことを思い出したらまた読んでもらえると嬉しいです。

2:
一番悩ましいです。貯金を使う予定が10年以上先なら投資信託をおすすめできるんですけど、数年以内、特に2〜3年が難しいですね。自由に使える資金の中で将来の勉強のために少額から始めてみるのがいいのかなって思います。インデックス投資はゼロにはなりませんが、リーマンショックのような暴落があったら半分になることはあり得るので減っても我慢できる金額×2を投資に回して残りは貯金しましょう。

3:
10年以上先を見据えて貯金をしたいと考えている人は投資をしましょう。過去の暴落では一時的に半分とかになっても10年も経てばもとの値段に戻っています。暴落中は安く買えてラッキーだなーって思いながら淡々と積み立てましょう。下がったときに焦って売るのは一番の悪手なのでやめましょう。

何故こんなにざっくりとした説明なのかというと、時間をかけて勉強しても結果は同じだからです。
自分が許容できる最大限のリスクで投資をするのがベストっていう結論は変わりません。

ここまで読んで投資をすることに決めた人はもう少し読んで投資先と証券会社、積み立て金額を決めてください。

今は投資をしないという人も将来のための勉強だと思って口座を開設し、可能なら月100円でも積み立てて値動きに慣れることをおすすめします。

投資先

S&P500かオールカントリーの二つがリスク・パフォーマンスのバランスに優れていると思います。
S&P500はアメリカの500社に投資し、オールカントリーは文字通り全世界にいい感じのバランスで投資します。
NISAについて解説している他の人もほとんどはこの二つを推していると思います。
アメリカ最強!アメリカがこの先、自分が死ぬまでNo.1の国だ!と信じて疑わない人はS&P500を買いましょう。
それはどうだろうな〜って人はオールカントリーにしましょう。まあオールカントリーもほとんどはアメリカに投資しているので結局のところ大差ありません。過去の値動きも大体一緒です。NISAの特性上、買い換えるのが難しいので僕はこっちにしました。
正解は誰にもわかりません。

あと、日本人として日本に投資したい人は日経平均連動のものや日本高配当株に投資する投資信託がいいと思います。しかし、日本に投資すると円の価値が下がった時に大ダメージを受けるのでおすすめはしません。

同じインデックスに連動しているものでも複数の商品が存在するので注意しましょう。違いは精度と手数料です。eMAXIS Slimって書いてあるものが手数料安くていいです。わからなかったら気軽に質問して下さい。

追記:投資先としてNASDAQ100、FANG+、インド株も選択肢として書いておきます。

NASDAQ100とFANG+はそれぞれ、アメリカの企業100社と10社で構成される指標です。S&P500よりも集中投資になるためリスクは高いですが、最近は高いパフォーマンスを出しています。
今後も同じように成長を続けるという確信がなければS&P500にしておきましょう。

インド株について
今後数十年でインドという国が成長するのは間違いないと考えていますが、その恩恵はインドで利益を上げるアメリカなどの企業で十分拾えるのでメインに据える必要はないと思います。オルカンに追加で買ってインドの割合を増やすのはありかも。

証券会社

まず、NISAはクレジットカードで積み立てるとポイントが貰えてお得です。その二台巨頭が楽天証券+楽天カードとSBI証券+三井住友カードで、月々積み立てる金額の0.5〜5%のポイントが貰えます。(クレカのランクによる)
証券口座とクレジットカードはどちらでも無料で作れます。
証券会社の違いは大差ない(楽天証券の方が使いやすいとは聞く)のでクレジットカードで決めましょう。
既にどっちかを持っている人はもう一枚作るのも面倒でしょうしそっちでいいです。
どっちも持ってないよって人は
楽天市場をよく使う→楽天カード
コンビニをよく使う→三井住友カードnl

にしましょう。僕はコンビニを割と使うので三井住友カードnlを使っていて、コンビニでの買い物で7%以上ポイントが付くのでお得です。研修先の院内にコンビニがある人は投資をしなくても作っておくべきです。(セブン、ローソン、ミニストップ、ポプラ、セイコーマートに限る)
他にもみんな大好きサイゼリアなどのファミレス、マック、モス、はま寿司、ドトール、エクセルシオールなどでポイントが増えます。
三井住友カードnlを年間100万以上(投信の積み立てを除く)利用する予定の人はゴールドカードを作るとポイントが増えてお得です。
楽天カードに関しては使っていないので説明が少なくて申し訳ありません。

積み立てる金額

これは何度も言っていますが、余裕のある金額でやりましょう。同期との飲みを断って、行きたい旅行を我慢してまでNISAをやる必要はないです。
月100円で慣れておいて給料が増えたら積立金額を増やすのもいいですし、がっつり積み立てるのも選択肢の一つです。とりあえず始めてみるっていうのが大切です。

何を作るか決まったら

証券口座の開設方法は楽天orSBI証券 NISA開設で調べて下さい。
クレジットカードの作り方についても楽天カードor三井住友カードnlって調べたら出てきます。この二つを作ったらあとはクレジットカードの連携、積み立ての設定方法です。この二つはYouTubeで動画を見ながら設定するのがわかりやすいと思います。
正直言って面倒くさいです。働きながらやるのは大変なので学生のうちに用意だけでも済ませておきましょう。

読むのはここまでで大丈夫です。
この先はおまけだと思ってください。

投資を勧める理由

説明の順番が普通とは逆になってしまいました。興味がある人は僕よりも知識が豊富な人がよりわかりやすく説明している記事や動画がいくらでもあるので調べてみて下さい。
一応投資を勧めた者の責任として最低限の説明は書きます。

貯金と投資の違い

投資する意味ってある?リスクあるならノーリスクの貯金で良くない?って思っている人も多いと思います。しかし、貯金は口座に入っている金額が減るリスクはありませんが、インフレによって同じ金額で買えるものが減るというリスクがあります。
例えば女子医学生憧れのエルメス(偏見)は今年の2/1に値上げしましたね。円安も相まって10年前よりもかなり高くなっていると思います。
他にもスーパーやコンビニで買い物すると、同じものを買っても最近高くなったな〜って感じている人は多いのではないでしょうか。事実、私達の生活に関わる消費者物価指数がインフレ傾向を示しています。
また、円の価値が落ちるリスクもあります。現在だとドル円が150円近くて海外旅行や輸入品を買うときに高くて困ってしまいますよね。
それに対して投資はインフレに強いです。物価が上がれば企業の利益が増え、業績が良くなれば株価も上がります。また、海外に投資する投資信託を買えば外貨で資産を持つことに繋がります。
もちろん投資した金額を下回ってしまうリスクもありますが、長期的な目線で見れば貯金として眠らせておくよりも合理的だと私は考えています。
そして、投資を行うのに最も適した制度がNISAです。

NISAとは

NISAとは非課税の証券口座を指します。合計1800万円まで投資できる口座で、普通なら利益に約20%の税金がかかるところを非課税にしてくれるため、利益が1.25倍になります。
最大の1800万円を投資して倍になった時に売ると仮定します。通常口座では利益の1800万円に20%、つまり360万円の税金がかかります。NISAだと税金が取られないので360万円お得で嬉しいですね。
しかし、逆に言えば利益が出た時に貰える金額が増えるだけです。利益が出る確率を上げるものではないため勘違いしないようにしましょう。
NISAで損をした時、その損失については一切保証してもらえないですし、損益通算というものもできません。損益通算については投資に興味が出てNISA口座以外でも投資をしようと考えた時に調べてみてください。

投資で大事なのは①何を②いつ買って③いつ売るのかで、この3つの要素はどんなに投資に詳しい人でも完璧な答えはわかりません。
過去のデータから②については、完璧に近いタイミングがわかる人以外は可能な限り早く買うのが良いということがわかっています。
僕は投資を始めてから割と勉強しました(正直医学よりも時間をかけた)がパフォーマンスはオルカンを多少上回った程度なので、時給換算すると先進国とは思えないような金額になります。
僕は個別株をいじるのが趣味なのでいいですが、時間をかけて勉強した意味はないですね。
投資のプロが僕よりも遥かに多くの資金と時間を使って運用しているアクティブファンドも7.8割は指数に連動しているだけのインデックスファンド(本記事で勧めている投資信託はコレ)よりもパフォーマンスが悪いらしいです。
要するに時間をかけて勉強するよりも脳死でインデックスファンドを買うのが一番コスパいいってことです。
しかし、本記事を読んでくれている皆さんの中にとてつもない才能を秘めている人がいる可能性もあるので、興味を持った人は調べつつ個別株も始めてみましょう。

用語解説

投資信託(ファンド):投資家からお金を集めて手数料を貰って運用する商品のこと。

インデックス:株価に関する指数。日経平均株価とか聞いたことはあるはず。日経平均は日本の、S&P500はアメリカの、MSCIは全世界の指数を表す。これ以外にもめちゃくちゃ沢山の指数がある。

インデックスファンド:お金預けたら前述のインデックスに比例するように運用するよ(手数料はちょっと貰うね)って感じ。

アクティブファンド:投資の天才の俺に任せな!(手数料は少し多めに貰うよ)って感じ。

この記事を書くことで僕が得るメリット

これが見えない相手の言葉は怖くて信じられませんよね。皆さんが投資を始めて僕が得るメリットは初期研修やXで投資の話をできる医師・医学生に出会える可能性が上がることです。僕はこれまで投資の話を共有できる相手がいなかったので相場が良くても一人でニヤニヤすることしか出来ませんでした。この喜びを共有できる人ができたら嬉しいなーって考えてこの記事を書いています。インデックス投資であれば全員が近い値動きになるので、どっちかは得しててもう片方が減っているっていうことが無いのもいい点ですね。

もう一つは積み立て投資のためのクレジットカードとして三井住友カードnlを作るときに招待キャンペーンを使ってくれる人がいたら3000円分のポイントが貰えます。
これに関しては紹介された側も2000円分のポイントが貰えるので是非利用して下さい。もし友達に三井住友カードnlを使っている人がいたらその人に紹介URLを作ってもらえば「こんなシステム知らなかったわ、ありがとな!」って言って貰えると思うのでそっち優先で利用して下さい。

もし僕のを使ってもいいよって方は下のURLを利用してクレカを作って下さい。ここから作っても個人情報が伝わったりはしないので大丈夫です。また、NLって付いていないカードを作らないよう注意して下さい。

https://www.smbc-card.com/olentry/affiliate/online_entry.do?bno=03402601531


僕は楽天カードを持っていないので、既に持っている人はこれから作る人のためにコメント欄に紹介URLを載せて貰えると嬉しいです。

おわりに

僕もまだ勉強中なので間違っている内容もあるかもしれません。しかし、なるべく早く証券口座を作り、投資を始めることがお金の勉強の第一歩としてベストだと自信を持って勧められます。
研修医になり、日々の仕事に追われる前に証券口座だけでも作っておきましょう。
常に語りたがっているので質問があったらいつでも話しかけて下さい!

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