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「家族」って、どうなってるの?

みなさん、こんにちは。もう春になり、美しい桜も満開です。桜も一年に一度の晴れ舞台を、思う存分に咲き誇っているのではないでしょうか。

さて、家族に関してのことをお伝えしたいと思います。

家族というものは、一番、密接で強烈な関係ではないでしょうか。
ちまたでは、誰と結婚できるのかが、毎度、話題にもなり、心の中でも、この事に関しては、期待もあり不安材料でもあるのではないかと思われます。

この私も、もの心ついた頃から、素敵な旦那様を見つけて結婚することを目標に生きておりました。

ちなみに年齢を重ねていくうちに、私のクセは見事な仕上がりを見せ

「結婚したら、当たり前に良妻賢母になる。いや、もうなっているじゃないか!」

という大きな勘違いを本気でしていて、あとは、このすでに良妻賢母になっている私に見合う殿方と、出逢うだけだという自信に満ちていたのです。

自分を知らないというのは、本当に恐ろしいものでございます。

家族というものは、一体、なんなのか。どうなっているのか。なんの為に、この両親に姉妹、また親せきにいたるまで、色んな方がいるのか。

この疑問ですが、ズバリ!

「自分を知る為に用意された、一番、密接なコミュニティ」

と言えるかと思います。結局、自分を知る為に、全てが用意されているのですが、生まれる前に、かなり綿密に計画を立ててきます。

両親、兄弟など、身近な方々も、自分が自分を知る為に選び、頼み、お互いが自分を知る為にWinWinの関係になっていると聞いています。

家族が一番、身近で自分を見せてくれているのです。自分のクセを確認したい時に、見せて下さる方が世界中にいたら、まず、一生の間に確認するのは困難です。

家族という一つのコミュニティを使うことは、非常に効率が良いと分かります。毎日、顔を合わすからです。

もちろん、いろんな経験の最中の方もいます。その場合は、両親がいない経験や、途中から死別があったり、離婚などから、家族がいなくなる経験もされていることでしょう。

ですが、どこにいても、地球で今、存在している方々というのは、輪廻を経験しに来ている同級生みたいなものだと、先生から伝えてくださった事があります。

「人類、みな、兄弟!」

というメッセージも、的を得ているなぁと、今なら理解できます。

家族というものは、身近で毎日、自分を見せてくれている存在であるという事を、忘れて生まれてきます。もちろん私も、すっかり忘れていましたし、先生に出逢えなかったら、一生、気づかずに終わっていました。

そうなった時、どれだけ後悔していたかを考えるとゾっとします。

この地球上で、親がいない方はいないですよね。生まれているという事が証拠です。育ての親も、もちろん大切な家族です。

この家族というものに、まず一番、悩むのではないでしょうか?

もし、両親や兄弟とも、最高に仲が良くて、なんの悩みもなかった場合は、自分が結婚したり、あるいは付き合った方や、友人、職場などで、自分を見せて下さる方々と出逢っていることでしょう。

家族というものは、一番、悩ましい存在ですが、自分にとっての最大の恩人でもあります。輪廻の始まりでは、

「家族こそが、唯一の大事な存在!」

みたいにラブラブしたり、

「そばに居るだけで幸せ💕」

みたいになっている国もありますし、そんな家族構成になっていることもあります。

ですが、この自分を知る為に、皆さんは経験してきているので、輪廻が増え、経験が増え、クセが増えてくると、家族は大事な存在ではありますが、一番、側にいたくない存在にもなっていませんか?

ここから葛藤が始まります。他人なら、離れればいいだけですが、家族、兄弟姉妹、親せきとなると、嫌でも関係を切る事はできません。

それは当然、自分を知る為に、自らが頼んだ方々だからです。何十年も音信不通になっている関係でも、心の中では、ずっと気になる存在でしょうし、心の中から消し去ることはできないと思います。これほど強烈です。

私は当時、自分を知る為に生まれて来ているなんて、思いもしないで生きていましたし、未来の旦那様と一緒になることを夢みながら生きていました。

ようは、苦手な父とは真逆の人間を探し、その方と結婚して、家族とは離れる事を前提に生きていました。なのに『家族こそが自分を見せている存在であり、自分が気づいていないと、家族は私のクセを見せ続けるんだ』と知った時の衝撃は今でも忘れていません。

とにかく焦ってしまいました。にわかには信じがたい内容でしたが、本能的に本当の事だと感じている自分がいました。

ですから、まず「両親を解放したい!」という思いが強くなりました。私が気づかないと、ずっとケンカをし続けたり、苦しい人生を歩み続け、将来、病気になってでも、私を見せ続ける存在であると知ったからです。

これが嘘なら、いいのですが、「もし本当の事だったら?」と思うと、いてもたってもいられなくなりました。

演技をしているというのも、初めは全く分かりませんでした。その演技は、迫真の演技と言えるものなので、演技にはとうてい見えませんでした。

やはり、父が父の性格で言っている言動、行動、態度にしか見えなかったからです。

ただ、時間をかけて調べていくと、どんどん父の態度が変わりました。以前は、顔を見れば話し始め、独壇場になるのです。その内容は、人へのダメ出しや、親せきの批判。

毎回、耳をふさぎたくなるような内容です。「そんな話はやめてくれ」と言ってもやめません。当然、私が、そんなことをしていると気づいていないから、やり続けるわけです。

ですが、父が見せていた嫌なクセは、私が心の中でも、妹の前でも、常にしていた事に気づいていくうちに、父は変化していきました。

今では、独壇場が売りだった父が無口です。今までは、母が毎日、父の話を聞いていた役でしたが、今は母が、しゃべりまくっているのです。

毎日、同じ話を繰り返す母の話を、父は黙って聞いています。また父は、批判、ダメ出しのプロでしたが、今は、人の素晴らしい所を話したり、凄い所を素直に

「凄いよ、あの人は!」

と言う人間に変化しています。もちろん苛立ったり、嫌だと思ったことは、以前のように正直に話してきますが、その量は10分の1です。

まるで真逆になっているのです。母に感謝をのべるし、母をとても大事に扱っています。これにも驚きます。

私に見せていたのは、横暴で、自分が正しく、人の話は聞かない、我が大将の代表みたいな方でした。ですが、演技が終わった今は、繊細で謙虚。思慮深く、優しさの塊であったと分かりました。

こんな存在が、あんな嫌な役を、引き受けてくれていたのだと分かったのです。この仕組みを知らずに帰ったら、後悔しようがないほど、私は後悔したであろうと今でも思います。

いつもケンカしたり、怒っていた父が、非常に穏やかな顔になり、母と談笑し、よく旅行にいったり、母を気遣う姿を見るたびに、感謝しかなくなります。

両親が、こんな素晴らしい存在だったということを、生きているうちに気づけている喜びになります。

こんな仕組みを見破り、伝え続けて下さった先生のおかげであるし、それを信じて実行した、自分のおかげであることも自覚しています。

「両親を大事にしなさい」というのは、当たり前に言われています。それは生んで育ててくれた基本的な恩もありますが、もっと奥には、こんな関係性を、生まれる前から計画し、それを「実行する」と約束して来てくださった両親であり家族なのです。

この家族の仕組みが分かれば、今まで悩んでいたものが、まるで違うものになるのではないでしょうか。

調べ方は、まだまだ、実際にやってみなければ分からないものだと思いますが、自分を見せている存在だと知るだけでも、これからの見方が変わるのではないでしょうか?

今回は、こんなところで終わりにしたいと思います。

ではまた、お会いする日まで。


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