見出し画像

「家族と似てる」いいえ、そのまんま「自分」です。

皆さん、こんにちは。春を満喫した後は、また楽しい日常がやってまいります。ご機嫌いかかでしょうか?

今回は、皆さんに「自分を知る」をお伝えした時の、人間の反応を私の経験上のデータとして、”あるある”をお話ししたいなと思いました。

結論は、家族を見て感じたものは「自分と似てる」のではなく、そのまんま「自分」です。

ここを押さえていない事が多いので、いつまでたっても、苛立ちや、ムカつきがおさまらず、出来事も続いてしまうのです。

まず、家族に悩み「あんな風には、なるまい!」と生きてきた私にとって、それこそが「自分を見せてる」と聞いたとき、相当なショックを受けました。

まず、受け入れられません。たいていの場合、ここで「自分を知る」という究極の楽しいゲームから脱落するようです。

「はぁ?何言ってんの、アンタ!似ても似つかんでしょうがっ!」

という心の声が、弾丸のように跳ね返ってきます。私も「大変だろうなぁ」と感じた方には、正直に思ったことを言ってきた結果のデータでもあります。

人間は皆、同じ反応をするんだな。という事も分かりました。

伝えるたびに、このような反発、拒絶、拒否といったものを何度も受けてきました。当然、私も、先生に伝えて頂いた時は、そのような心のシャッターを下ろしていました。

ですが、引っかかるのです。「ヤバい!」が本音であったと今は思います。出来れば無視したい事実でしたが、無視はできないほど気になりますし、「それは事実だ」と心の奥がそれを知っています。

すると、人間は必ず、逃げたくなるのですが、誤魔化して楽な道を選んでも良し。ただ、その場合、いやがおうでも出来事で、結局、自分を知る為のトラブルが起こるのです。

自分を見ないで終われるという事はないのでしょうから、できれば仕組みを知り、さっさと事実を見て確認した方がおススメです。

私は、当時、逃げまくりでした。ですが、出来事が沢山、来ていました。父は、母をよく怒っていましたし、母は、注意されたことを改善する訳でもなく、何度も同じミスを繰り返し、また父を怒らせていました。

なぜ、毎回、変わらず、繰り返してしまうのか。なぜ、両親は自分をかえりみず、この現状を変えようともせず、何十年と同じ繰り返しをするのか。

性格って、ここまで変わらないのか。年齢を重ねても繰り返す大人というのは、一体、どうなっているのか。そこまでバカになっているのか。

このように、悩まないでしょうか?私は不思議でした。「性格って変わらないものなのか?」という疑問です。

ですが、この「自分を知る為に相手がいる」または「自分を見せる為の演技をしている」のだったら、両親が変化しなかった事も納得できました。

実際、私が自分だと確認できたら、少しずつ両親は変化し、今ではまるで違う人間性です。

今までの常識は、『年をとればとるほど、頑固になるから、ますますひどくなる。』と言われていた内容から、真逆の結果が出ました。

年をとっても、自分に気づいていなかっただけか、隠そうとしていた事もできなくなって、本来のクセが丸出しになったから、ひどくなっただけで、もとは変わっていない。

というのが実際なのではないでしょうか?そう考えれば、つじつまが合います。自分に気づいていないから変わらないし、変化しようとも思わないのです。

私は、人に親切にしていると思っていましたが、事実は余計なお世話と、自分のごり押しに、迷惑でしかない行為でした。

妹を思って言っていると思っていましたが、ただの自分の意見の押しつけと、強制、強要、長女病でした。

長女病というのは、『長女だから、しっかりせねば。妹や両親の面倒をみなければ。ちゃんとしなければ。自立しなければ。頼るのでなく、頼られるようにならなければ。』

などなど、自分で自分を強いてしまいます。実際は妹たちの方が、周りをよく見ているし、冷静だったり、適度に甘えることも出来たりしています。

自分を知らないし、そもそも自分に意識を向けていなかったり、または自分をよく知っていると勘違いしてるだけの場合が、ほとんどではないでしょうか。

「自分を知る事」の重要性を全く、気づいてもいない自分が、当時、ハダカの王様状態で、町を堂々と歩いて生きていました。

自分が感じた家族が「そのまま自分なんですよ」と、お伝えすると、皆、嫌な顔をされます。それでも、今の現状を変えたい方は、なんとか見だします。そして

「確かに、あの母と私は似てるなぁって思うんですよ。」

「いやぁ。見ましたけどね。あの父は前から似てるところはあるなぁって思ってましたよ。知ってますよ、そんなことは。だから、あぁならないように気をつけて生きて来たんですよ!」

になることが多いです。面白いほど、同じセリフになる事も興味深いです。「人間なら、誰でもそう思う。」というものがあるのだと思います。

ですが、それだと確認に至らないし、自分を知ったことにならないので、苛立ちもムカつきも変わらず、相手も変化がなく、出来事は繰り返しやってくる。

という事が多くなります。この壁を越えて、もう一歩前に進んで、自分が同じことをやっている証拠を見つける事をおススメします。

必ず、やっているのです。たとえば、父が母を一方的に、怒っているように見え、毎回、ムカつき、悲しくなっていた時、

「あんな言い方を私はしていないぞ。どこで、やっている?あんな最悪な人間性を友人に出したことはない。

逆に、『カピバラちゃんは優しい。いつも笑顔。怒った事なんてないでしょう?』みたいな感じだったんだぞ。とても父が私だとは思えない。」

こうやって、抵抗しまくっていましたが、両親のケンカは続きます。その度に、心が苦しくなっていました。そうしたら、すぐに見つかりました。

妹にやっていました。また、父には、言葉では訴えたことはないですが、心の中で、常に文句、罵倒、見下し、暴言を吐き続けていた自分に気がつきました。

父は正直な方なので、思ったことを伝えた後は、ケロッとして、あとに残しません。言われた母や、聞いていた私が、本人に訴えもせず、陰で文句を言う姑息な手段を取り、ネチネチしていたのです。

私が父以上にしていることを確認し、認めたら、今までの苛立ちが嘘のように消えました。

もちろん、お試しの出来事がきて、また、父の小言が聞こえても、自分の方がひどかったと思い出すと、苛立ちがきても、スッと消えたのです。

これは心の法則だと思います。「ぜひ、お試しあれ!」と言いたいです。

その後も苛立ちは消え、父の小言も減っていったのです。

「本当に、気づいて、確認して、自分だと認めたら相手の演技は終わるんだ!」でした。

「この仕組みによく気づきましたね!」と、先生にも、よく伝えました。今も変わらずに思いますが、伝えて、実践した方は同じように、苛立ちやムカつきが減り、驚かれている様です。

「確かに似ていますよ。似てると思いますよ。」では、到達しないので、そのまんま、自分がしている所を確認してみてください。

当然、ショックを受けることもありますが、自分の方がひどいと分かると、なぜか、笑いが出ます。これも人間の面白さです。

自分を知る時の「コツ」でもありますので、これを参考にチャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。

もちろん、今が幸せで、なんにも問題がない場合は、このお話はスルーしていただき、なにか、困った時に思い出せるキッカケにお使いください。

それではまた、お会いできる日まで。楽しい毎日をお過ごし下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?