見出し画像

アメリカで運転免許取得(2回目)。

ニューヨークに来てから5ヶ月が経ちました。慣れない仕事と生活と言語の壁に浮き沈みを繰り返しながらもなんとかやっております。

1ヶ月ほど前、生活のリズムもだいぶ整ってきたので、運転免許取得に向け動き始めました。5年ほど前カリフォルニアに1年ほど住んでいた際に一度免許を取ったことがあるのですが、日本に帰っている間に期限が切れて再度取得です。

〈ニューヨークでの免許取得の流れ〉
筆記試験→5時間講習→路上テスト

☆筆記試験
5年も経てば記憶なんてないに等しいので数日勉強しました。Webで検索すると、日本語のテキストや予想問題も出てくるし、いろんな方が簡単にまとめてくれています。あとDMVのホームページからも練習問題(英語)を見れるので、それらを一通り見ておきました。落ちても何度でも?受けられそうだったので、ある程度勉強したところで本番に望みました。
試験は、オフィスに行くか、自宅のパソコンで受けるか選択できます。自宅で受験しましたが、カンニング防止のため、パソコンのカメラをオンにした状態で受験し、試験中に何度か証拠写真を取られました(本当に誰かに確認されているかどうかは不明)。言語は日本語を選択できたのでサクサク20分くらいで試験終了、終わった時点で合否がわかりました。ちなみに、5年前カリフォルニアで受けた時はコロナ前だったからか、オフィスでの受験で、立ったままパソコンで問題を解いていく感じでした。日本語でも受けれると聞いていたけど言うタイミングが分からず、気づいたら英語の試験になっていましたw(一応英語でも勉強していたので大丈夫でしたが)。
筆記試験に合格したら、次はオフィスに行って視力検査とお金を払って、Learner Permitという仮免許みたいなのを申請します。オフィスに行くときは予約がいるので、近くのDMVを探してオンラインで予約します。
ちなみに私はWestchesterのWhite PlanesのDMVに行きました。2023年春にオフィスが移転したようでキレイなところでした。
オフィスに行って受付で予約のQRコードをかざすと番号の紙がもらえます。あとは、写真撮影(気に入らなかったら撮り直してくれますw)、視力検査、お金払って手続き、それぞれ窓口に番号で呼ばれるので順番に回って終了です。紙でできた仮のLearner Permitがもらえて、10日ほどで自宅に本物のカードが届きます。

☆5時間講習
Learner Permitをゲットしたら次は講習の予約をします。いろんなDriving schoolがあるようですが、私はFUJI Driving schoolさんのオンライン講習にお世話になりました。日本人による日本人のためのスクール。ありがたい。5時間も何を話すんだろうと思っていましたが、10時から15時まで、小休憩1回と昼休憩1回取って、きっちり5時間でした。話自体は、筆記試験の時に勉強した内容もあったり、アメリカの道路事情や、路上試験の時に注意した方がいいポイントなど、小話も交えながら講義してもらいました。参加者は10人くらいで、時々質問もされながらゆったりとした5時間講習でした。
講習を受け終わると、受講証明の紙を郵送してもらえます(マンハッタンのオフィスに取りに行くことも可)。3日くらいで届きました。

☆路上試験
5時間講習の受講証明が手元に届いたら、ようやく路上試験の予約ができます。どこのDMVでも予約できますが、White Planesの試験が受かりやすそうな話を聞いたのと、自宅からも近かったのでここに決めました。DMVの場所や時期によっては予約が混み合うこともあるようですが、幸い、2週間後にすぐ予約が取れました(5月中旬に6月初旬の予約ができました)。
そして運転の練習。アメリカに来てから夫に運転を任せっきりでペーパードライバーになってしまった私ですが、2-3週間ほど毎日少しずつ運転したら、なんとか感覚が戻ってきました。縦列駐車もネットでやり方を検索して練習しました(前後の間隔があまりないとムリw)。
そして当日。9時15分予約だったので、30分前に到着するように行きました。(DMVのオフィスは移転してますが、試験のスタート地点は変わってないようです。)5-6台目くらいに並び、最初の人の試験が始まっているところでした。White Planesの路上試験の試験官は女性2人が担当していてとても優しいというネットの情報でしたが、男性2人でした。ドレッドヘアの人とスキンヘッドの人。どちらも淡々と順番に試験をしていってる感じでした。ちなみに私の担当はドレッドヘアの人。試験官が来ると運転してきた夫と車の外に出て、私は5時間講習の受講証明とLearner Permitを、夫は運転免許を見せて、早速試験開始です。
カリフォルニアの時は運転前に手信号やホーン、指示器の確認がありましたが、車に乗り込んだらすぐに行くよう指示されました。右、左、右、簡単に指示されます。車通りの少ない小道に入り、three point turn、縦列駐車もありました。縦列駐車はけっこう車が並んでいるところで急に、ここで駐車!と言われ、さらに後ろから車がたくさん来ていたので焦って思いっきりワイパーを動かしました。しかも勢いよくワイパーをおろしたので高速でワイパーが動く動くw急いで指示器を出し直し、ワイパーを戻して(戻しきれてなくてゆっくりワイパーが動き続けるので、後続車がいなくなるのを待つ間にもう一度戻しましたw)縦列駐車しました。ちなみに、このワイパーの一件でマイナス5点。(他の方の記事を見てると一瞬ワイパー動かすくらいなら減点にならないみたいですが、私のように思いっきりワイパー動かして、しかもなかなか止まらないと減点になるみたいですw)さらに、縦列駐車で路肩との距離がいつもよりちょっと開いてしまったのですが、路肩に当たるとアウトと聞いたことがあるので、減点の方がマシと思い、駐車を終えると、これもマイナス5点になってました。(縦列駐車してパーキングにすると、駐車完了の合図になるみたいです。私はパーキングにせずに試験官の顔を見たら、finish?と聞かれ、yesと答えると、パーキングに入れるよう指示されました。)そして、最後の交差点での左折、対向車が切れるタイミングで交差点に入ろうと思った瞬間に黄色信号になり、一瞬悩みながらも停止したら、急ブレーキ気味になってしまい、これはマイナス10点。思わずsorryと言ったものの、横で勢いよく鉛筆で紙にチェックしてる音が聞こえました。スタート地点まで戻ると、『夕方6時に結果が出るから』と言い残して試験官は去って行き、試験終了です。ちなみに、運転してきてくれた同乗者(夫)は、スタート地点で10分程度、試験が終わるまで立って待っている感じでした。カリフォルニアの時はその場で合否がわかりましたが、朝試験を受けて18時まで結果がわからないのはけっこうドキドキで、しかもいくつもやらかしていたのでかなり不安でした。結果、合計マイナス20点で見事合格(マイナス30点までオッケー)、1回で終わってくれて本当に安心しました。あとは免許証が届くのを待つだけです。

以上、ニューヨークでの免許取得の一連の流れでした。免許を取ろうと思い立ってから約1カ月で免許を取れたので、早かったです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?