大量のキャベツをどう食べるか。
今週の『スープ・レッスン』は、キャベツの千切りを使ったスープです。
コンビニのカット野菜でもできますが、自分で刻むと切り口もみずみずしくておいしく、安上がりです。とはいっても、キャベツは少人数や一人暮らしだと食べ切れずに持て余す、という声も聞こえます。
そこで今日は大量の千切りキャベツを使うスープをもう一品、ご紹介しますね。
スープレッスンでお教えしたのは、はがしたキャベツの葉を2~3枚重ねて丸めて、繊維を断つようにキャベツを切る方法でした。口当たりの良い千切りができます。
一人暮らしや少人数家庭の場合、キャベツをまるごと買うことは少ないのではないでしょうか。半分になったキャベツを千切りにするときは、大きな葉が取りにくいので、ちょっと雑ですが私はこうしています。
キャベツの芯を左に置いて、切り口を下にしてまな板に置く
上下半分にザクっと切り分ける
ふたつになりました
まずは、上側から。今切った切り口を下にして、しっかりまな板に置く
これを端から刻んでいく。手は猫の手で。
最後小さくて切りにくかったら
ぱたんと倒して安定性を保ちます。
さて、半分切れました。ひとまずこのキャベツをざるなどに移し、空いたまな板で下半分も同様に切っていきます。
下半分はここまで刻むと、芯が邪魔をしますよね。
ですので、ここまで切ったら芯を切り落としてしまいます。最初に芯を切り落としてもいいのですが、ここまでは、ついていたほうが葉がバラバラにならず、安定します。
芯を切りおとす
芯がなくなったので、心おきなく残りのキャベツを刻みましょう。
最後に芯も千切りにして混ぜてしまえば無駄なしです。ざるにキャベツを入れて、さっと水洗いします。
キャベツ1/2個で500g。大量です!
今回はこの大量のキャベツを3/5、300g使うスープをご紹介しましょう。
【レシピ】千切りキャベツとエリンギのシンプルスープ
使うのは、キャベツ丼に山盛り(300g)と、エリンギ大1本、塩少々、ごま油。
(キャベツはキリ良く1/4個分でもOKです)
エリンギ1本を手で割いて、鍋に入れ、中火にかけます。
そこにキャベツを全量加えます。20センチの鍋でこの量です。
ここに、塩ひとつまみと水100mLを加え、ごま油を小さじ1~2ぐらい加えます。
そうしたらふたをして、5〜6分蒸します。
ふたを開けると、キャベツが半量以下に!これ、このままドレッシングなどかけて食べてもおいしい。千切り蒸しキャベツです。
今日はスープにするので水300mLほど足して塩小さじ1/2も加えてあたため、塩で味を調整します。
エリンギのうまみと、蒸したキャベツの甘味がおいしいあっさり味の「キャベツとエリンギのスープ」になりました。
蒸し煮するときハムや豚肉を少し入れてもいいですし、最後に溶いた卵1個を入れてかき玉汁にしてもおいしいものです。
cakesで紹介したレシピで残った千切りキャベツは、こんなスープで食べてはいかがでしょう。生で食べるのはとても無理……という量の野菜も、スープならするりとお腹におさまりますよ。ぜひお試しください。
キャベツをたっぷり食べるスープのレシピはこちらにも!もう余らせません。
読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。