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RSPT22-23ルール考察

はじめに 挨拶

横浜F・マリノスのkaoruです。

RSPT22-23(RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR)のルールが公開されました。

それを受けて本記事ではルールのまとめとルールの考察をしていきたいと思います。

よろしければ先に公式発表の方もご覧ください。

https://rage-esports.jp/protour/sv/

ルールまとめ

・対戦形式が個人戦へ
・予選本選の2部制
・ローテーションは各チーム2名、2Pickは1名が出場
・ローテーションのデッキの被りなどの制限はない
・予選では、8名リーグ戦をローテーションは2ブロック、2Pickは1ブロック行う
・予選では、ローテーションは各ブロック上位3名、2Pickは上位4名が本選に進出
・予選は、ローテーションはBO3、2PickはBO1で行う
・本選は、ローテーションはBO5、2PickはBO3のトーナメント戦で行う
・この予選→本選の流れを1Seasonとし年間を通して5Season行われる
・勝利に応じて所属チームにポイントが付与され、年間を通じて獲得したポイントの上位2チームが年間王者決定戦、PRO TOUR CHAMPIONSHIPに出場することが出来る
・PRO TOUR CHAMPIONSHIPの優勝賞金は1500万円

考察

最低限のルールは以上の通りなので、ここからはこのポイント制の面白さや細かいルールについて見ていきたいと思います。

まず予選ですが、獲得出来るポイントは勝利1ポイント、敗北で0ポイントです。
8人のリーグ戦が3ブロックあるので、1Seasonでの合計試合数は28試合×3の84試合が行われます。合計84ポイントが割り振られます。

そして本選での獲得ポイントは以下の通りです。
ローテーション
1 位→20pt 2 位→15pt 3 位→12pt 4 位→9pt 5 位・6 位→6p
合計68ポイントが割り振られます。

2Pick
1 位→12pt 2 位→9pt 3 位→6pt 4 位→3p
合計30ポイントが割り振られます。

つまり、予選で上位に入り本選出場を決めることがとにかく重要なルールです。

例えば、ローテーションの場合、予選を5勝2敗の3位で通過した場合、最低でも本選での5位6位獲得の6ポイントが付与されるので総ポイント数は5+6=11ポイントになります。
ここで予選で4勝3敗して4位だった選手との差は最低でも7ポイント開くことになります。

もう少し例を出すと、予選で4勝3敗をしたものの本選に進めなかった2選手がいるチームの総獲得は8ポイント、1人が5勝2敗で3位抜けをして本選1回戦敗退、もう1人が0勝7敗で予選落ちした選手がいるチームの総獲得ポイントは11ポイントです。
やはり予選抜けにかかる価値は相当高いと言えますね。

とにかく予選抜け選手を多く出すことがポイント獲得への近道と言えます。

ローテーションで予選抜けた場合の総獲得ポイントは最低でも10ポイント、2Pickで予選抜けは7ポイントとなりそうです。

また、本選のトーナメントの仕様により、予選でのローテーションの1位通過2名、2Pickでの予選通過1位2位は本選では最低3位が確定します。

ローテーションの場合ですと、6勝1敗で1位通過と仮定すると、予選での獲得ポイントが6ポイントに加えて、本選の3位のポイントが12ポイントなので最低でも18ポイントの獲得。

2Pickの場合ですと、本選の3位のポイントが6ポイントなので、12ポイントの獲得です。

年間総ポイントを考えると1Seasonにおいて割り振られるポイント数は182ポイントなので、5Seasonで910ポイントです。
8チームで均等に割ると約113ポイントとなります。

上位2チームに入るための年間ボーダーラインは180ポイントくらいと予想します。

8チームで行われるRSPTですので、1Seasonで182÷8≒23ポイントの獲得が平均ラインとはなりますが、予選の結果だけで23ポイントの達成は不可能なので、最低でも各Seasonにおいてチームで1人は本選進出が求められるルールとなりそうです。
年間上位2チームに入るためには各Seasonにおいて2人本選進出が目標、もし3人本選進出が出来れば、他チームとの差を一気に広げることが出来るのでかなり上位2チーム入りが近くなりそうです。
予選通過回数は1Seasonにつき構築6選手+2Pick4選手=10選手となるので、年間で50選手。
6回本選に進めれば8チームとしての平均値、上位2チームに入ることを考えるとやはり10回の本選は欲しいところですね。

ちなみに1Seasonでの最大獲得ポイントを考えると、
予選でローテーションの2選手が7勝0敗、7勝0敗
本選で1位2位
2Pick選手が
7勝0敗、本選で1位の場合となり、
合計は、予選7×3+本選20+15+12=68ポイント
これが理論上の1Seasonでの最大値です。

また個人的に気にしてほしいルールが1つあります。
ルールブックでのローテーションでの予選抜けを決める際に同勝利数の場合は、バトル勝敗差数→直接対決の順で決まるというルールですね。
8人のリーグ戦で上位3選手を選出する場合に勝ち数が並ぶことは頻発するのではと思うので、2-0や1-2に勝敗+αの価値が生まれるこのルールは面白いですね。
持ち込みやBO3での投げ順にも影響があると思います。

おわりに 見所

対戦ルールの変更によってローテーションの本選ではBO5、2Pickの本選ではBO3が採用されることとなりました。

これまでのRSPLでは見られなかった個人の戦いが強くフィーチャーされるルールになったので予選を勝ち抜いた選手の本選での戦いは相当気合の入った対戦になると思います。

本選では同じチームの選手同士が戦うこともあるというのも今までのRSPLではありえなかったので、RSPTの魅力となるかもしれません。

あとは特に2PickのBO3は普段目にする機会が極端に少ないので観戦する立場としてもめちゃくちゃ楽しみです。

それと同時にチーム間のポイント争奪での順位争いも目が離せません。
最終Seasonまでに上位2チームが確定することはほぼありえないルールに思えるので上位2チームに入れるかどうかの魂こもった対戦が最後まで繰り広げられると思います。

そして、RSPT22-23の開幕が5/29(日)12:00~といよいよ今月末に迫っております。

チームや選手への熱い声援と配信のご視聴の程よろしくお願いいたします。
選手に注目するも良し、チーム単位で応援するも良し、チームのポイント状況に注目するも良し、様々な楽しみ方が出来るRSPTと思いますので、ぜひこれから試合の日にRSPTを視聴することを習慣に楽しみにしてもらえたら嬉しいです。

急ぎ書いたもので読みにくい部分は幾分かあると思うのですが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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