
自己をみつめ 自己の悩みから抜け出し 明日への希望が湧いてくる
生徒さんが作品に取りかかる前に何を描くのかを話し合う時間を
設けています。
・こんなに素敵な風景を、こんなにかわいいペットを絵にしたい。
・こんなに哀しかった思いを、絵に残しておきたい。
・こんなに嬉しい事を、みんなに伝える為に絵にしたい。
それぞれの想いや感動や想像があって、モチーフは決まって来ます。
そんな想いのこもった生徒さんの作品を、
ご紹介していきたいと思います。 若林 薫

両脇から迫りくる岩肌を隧道が貫通しています
その先にまぶしく光る新緑と青空
そこに早春の風が吹き抜ける様子が感じ取れます
画面からは少し湿度を帯びた岩肌を
スクラッチング技法で
見事に削り出しています
今回のこの作品は画面の絵の具を
ニードルの先で削り落としながら描いて行く
彫刻の様な絵画です
削り過ぎると描こうとする形は消えてしまい
削り足りないと表現しきれなく
非常にテクニックを要する作品です
古の人々がひと鑿ひと鎚と掘り進み
その先に小さな光が見え
この隧道を成し遂げた時の喜びと感動は
ひとしおだった事でしょう
作品のテーマも「光の先へ」と題しています
自己をみつめ自己の悩みから抜け出し
明日への希望が湧いてくる
そんな思いを感じます
今 現在の閉塞感を打破し
この息苦しさに風穴を開けたい思いは
全ての人の共通の課題です
作者はこのきれいな風景にその想いを重ねて
描いているのかもしれません
絵画講師 若林 薫 評

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