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「陽光射す」(ひかりさす)大海原から太陽が昇るその瞬間のリアルな空気感

生徒さんが作品に取りかかる前に何を描くのかを
話し合う時間を設けています。
・こんなに素敵な風景を、こんなにかわいいペットを絵にしたい。
・こんなに哀しかった思いを、絵に残しておきたい。
・こんなに嬉しい事を、みんなに伝える為に絵にしたい。
それぞれの想いや感動や想像があって、モチーフは決まって来ます。
そんな想いのこもった生徒さんの作品を、
ご紹介していきたいと思います。                若林 薫


陽光射ひかりさす    P12号(60.6×45.5)㎝  アクリル画   KSさん


大海原から太陽が昇る
その瞬間のリアルな空気感と
大空の広がりの中で
しばし寒さも忘れ崇高すうこうな感動に
浸っていたのかもしれません

その感動をP12号60.6×45.5の画面に
点描で表現しています
作者にとって点描技法てんびょうぎほうとの出会いは
事物を表現する上で 最も都合の良い
技法なのでしょう

今までにもたくさんの風景画や静物画を
点描で描いて来ましたが
どの作品もじっくりと時間を掛け
小さな点を画面に根気よく
敷き詰めて作画しています

水平線から昇り来る悠久ゆうきゅうの光は
50億年輝き続けている
神神こうごうしい程の光です

紀元前のエジプトでは 太陽神であったし
日本でも 天照大神あまてらすおおみかみとしてあがめられ
今現在も 新年には初日の出の太陽に向って
多くの人々が手をあわせます

作者もその中の
ひとりなのかもしれません

            絵画講師 若林薫 評



「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
スキ・コメント・フォローなど頂けますと創作活動の励みになります。
よろしくお願い致します!」




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