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北海道旅(3)景色が別世界すぎて圧倒される

函館を出て、小樽を目指して走ります。小樽までは大体1週間で着く予定です。毎日ヒグマとの遭遇に怯えながら走る日々が本格的にスタート。今思い返しても、あの緊張感は鮮明に思い出せます。それも町から町までの距離がとんでもなく遠くて、数十キロの間コンビニも自販機も無いようなところを走らないといけないような場所ばかり。そういう道は自然が豊かなので、その分熊や他の野生動物が出そうな雰囲気が漂っています。しかも今年は都市部の住宅街にすら熊が出るほど、目撃数が多いので、いつどこで熊が出るか分かりません。だから本当に怖かったです。

こういう感じの道は熊出そう。


また別の問題として、食料、水分、トイレ問題があります。本州はコンビニは至る所にあるので、それに関してはあまり困りません。必要になった時に探せば大抵は間に合います。でも北海道はそうはいきません。先ほども書きましたが、現在地から次の補給場所まで30km以上ある、なんてこともざらにあります。もちろん自販機もありません。そのため、補給できる場所があれば、常にペットボトル500mlを2本か3本くらい予備として持っておかないといけません。北海道とはいえ、夏は30℃を超えるので。

北海道旅で注意しなければいけない点はある程度分かっていただけたかと思います。本当にこれらに関しては命の危機に及ぶこともありますので、常に注意しておかなければいけません。ただ、こういったリスクを冒してでも、北海道という場所は行く価値のある場所だと思います。今回以降、それをお伝えさせてください。

北海道を走り始めて間もない頃は、ここは日本なのか?と思うほどの自然の風景に圧倒されていました。
まずは北海道旅の中でもかなり印象に残っている地域は蘭越(らんこし)町です。下の写真をご覧ください。

蘭越で撮影した、お気に入りの写真。
ほぼ360°このような景色が広がっています。
鳥や虫の鳴き声が聴こえ、心地良い風を感じられます。

蘭越も本当に綺麗で自然豊かな町でした。あまり有名ではないと思いますが、逆に穴場かもしれません。良いなと思った場所があれば止まって景色をゆっくりと堪能できるのが自転車の良いところです。

また、北海道といえばソフトクリームですが、蘭越の道の駅、道の駅 らんこし·ふるさとの丘で食べたソフトクリームが、個人的には一番美味しかったと思います。

濃厚な北海道牛乳ソフト。
コーンはランクドシャでできている。


尻別川の河川敷もとても綺麗でした。

日が落ちてゆくのを眺めながら、ゆったりとした時間を過ごします。

もうどこを走っても綺麗なので、
「うわぁ、すげぇ……」ってずっと一人で言っていました。本当に感動すると、勝手に言葉が漏れてくるんですよね…。

こんな感じで本格的に北海道旅が始まりました。次回以降も写真多めの内容になると思います。

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