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結婚式を延期にしたけど、「今あるもの」に気づけた話

桜が満開になるであろうとイメージしながら4ヶ月かけて準備してきた、3/28(土)予定の結婚式を、泣く泣く延期した。自分の思い描いていたことができなくなって、小池さんの会見を聞いたときからとにかく落ち込んでいた。

でも最後の最後ですごく嬉しい出来事もあったから、この出来事を一生忘れないように、記録しておきたいと思う。

延期を決めてから、予定日を迎えるまでの悲しい気持ち

3/25(水)の夜

小池都知事の会見を聞いて、この瞬間の東京も全然良くない状況なんだって理解した。小池さんの会見の1時間後には、ゲストのみなさんには中止の連絡。

実はその日のお昼頃までは、「当日は最高の笑顔で迎えよう」とかいろんなことをイメージして、やる気満々だった。そんな矢先、思い描いていた結婚式はできない、という事実に愕然としていた。

3/26(木)

朝になっても悲しくて、その日は起きたくなかった。周りの県でも外出制限が出て、どんどん状況が良くないことがはっきりしてきた。夕方になって、式場の人ともようやくお話ができて、親族だけでもやろうと思っていた式も中止に。

「あぁ、やっぱりダメか・・・」

でも式場の方から提示された費用は、目が飛び出る様な金額ではなかった。たぶん式場以外の関係者の方々も本当にいろいろ考慮してくださったんだと思う。ヘアメイクの人とかお料理は運んでくださる人とか、いろんな人の顔が浮かんだ。。ありがたい。

私からも何か返したいから、次こそは絶対、最高の結婚式だったね!って思ってもらえるものを一緒に作りたい、そう思った。

その日のTweetが拾われて、ちゃっかり新聞の電話取材とテレビ取材をそれぞれしてもらって、ちょっと悲しかった気持ちは昇華された。笑

3/27(金)

両親とも話して、なんとか直近のことは決まったので、いったん落ち着く。この日は、淡々と仕事をこなす。

3/28(土)

すごく暖かくて良い天気。「あぁすごく良い写真撮れたのになぁ」なんてことも考えつつ、隣に夫がいてくれる穏やかな時間に、「2人とも元気で一緒に過ごせてよかった、誰かを感染させることなくてよかった」とほっとしていた。

お昼になって、この日配る予定だった、引き菓子が大量に家に届く。
みんなに喜んでもらえるものを、と思って悩みに悩んで選んでいたあれだ。またここで、すごく悲しい気持ちが蘇ってきたけれど、せっかくだからこれまでにちょこちょこお祝いしてくれてた友人に送ってあげよう!と気持ちを切り替えて、レターパックを大量購入することに。笑


でもさすがに全員には送り切れないので、いつもお世話になっている近所の行きつけの小さいレストランのマスターに、お菓子をお裾分けすることに。
「実は今日結婚式の予定だったんです」と伝えたらすごく驚いていたけれど、逆にお祝いです!とスパークリングワインのボトルを1本いただいてしまいました。

本当に嬉しくて、お酒が弱くなっているにも関わらずたくさん飲んでしまう。ほろ酔いながら、良いこともあるもんだなぁなんて雰囲気に浸る。

まさかのサプライズで、心が救われた瞬間

その日の夜、オンラインサロンで仲良くなった(結婚式にも招待していた)友達3人からのお花がサプライズで届く!めちゃめちゃかわいくて、すぐにお礼のメッセージを送ったら、動画まで用意してくれてた。なぜかインド映画みたいな動画テンプレだったので、マジでひたすらに爆笑。笑

次の瞬間、最近会っていないオンラインサロンで仲良くなった友達が10人くらいいるグループにいきなり招待される。みんながわざわざ動画でメッセージまで用意して、お祝いしてくれた・・・!

「えーーーーーーー!」

もう本当にこうやって叫んでた。私のためにこうやって祝ってくれる人が世の中にいることが、本当に嬉しかった。こういう友達の存在が、本当に素晴らしいと思った。

人生における大切なものと価値

私の人生で何よりも大切なものは、私の大好きな人の存在だとはっきりわかった。結婚式はできなくても、私の夫はいつも側にいてくれる。私の大切な夫や家族、友人は元気で過ごすことができている。今この状況下では、何よりもありがたいことである。

きらびやかに着飾ることも人生の楽しみだけど、人のシアワセな感情のエネルギーを生み出すことのできるのは人でしかなくて、そういう人との繋がりが本当に価値のあるものだって、これから先もどんどん明確な世の中になってくるんだろうなぁ、というのを改めて実感しました。(既にいろんなところで言われているし、昔から気付いている人も多いと思うけれども。)

きっと、この状況も永遠に続くものではないと思うから、早くみんなに会える日のことを、私は心から楽しみに待っている。一緒にまたしょーもない話でもしながら、シアワセなエネルギーを世の中に生み出し続けられる人でありたい。


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