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劇場とアクセシビリティについて真剣に考えたいのよ

劇場とアクセシビリティについて、真剣に私考えたい。

舞台芸術を楽しむオタクの仲間たちをとにかく増やしたい。ミュージカル好きを増やしたいし、戸井さんのオタクがいっぱい集まってバスツアーしたい。場合によってはガチ恋のファン同士で揉めたい。


視覚、聴覚を補うことについては、技術の力とトライアンドエラーでどんどんアクセスしやすくなっているように思うし(当事者の方からするとまだ足りなかったり、当事者の人への伝え方がいまいち足りなかったりするかもしれないけど)、成功事例を見ることが多い。あとはお金の問題があるかも。そこはクラファンとかでどうにかならないものか。あと、そういうことにこそ政府はお金を出しておくれ。

車椅子対応は結構前から導入されて、新しい劇場には車椅子の専用場所も設置されている。ただ、もし席の工夫をすれば前の方に座れたり、センターやサイドを選べたりするのであれば、いろんなとこから見てほしい。

今私が思ってるのは、静かに長時間座っているのが難しい人へのアクセス。
子どももそうだし、大人でも!
ちょっと前に美術館でもそんな話題あったよね。

と言うのも、今日見た、ハッピークリスマスミュージカルコンサート(あまりに一般名詞すぎてなかなか検索に引っかからないのよ)が、0歳からの子ども歓迎のコンサートで、子どもたちがいっぱいいて楽しそうに聞いてて、子どもの中には席を離れて立ち歩いたりしている子もいて、でも楽しそうで、こういう機会が誰にでも与えられたらいいなと思ったの。普段とてつもなく静かにしていなきゃいけない環境だと周りもなかなか連れてくるのに勇気がいる、長時間しずかに座っているのが難しい人も、

(昔の?)劇団四季みたいに、声を出しても大丈夫な空間を提供するのは絶対いいと思うの。そうすれば保護者も安心していられるし。利用者は子どもに限らないのがいいな。

すっと音を出さずに座ってるのが難しい人が劇場空間を共有するのも、私はできたらいいなって思うけど、何か不測の事態が起きて、それが彼・彼女の失敗体験になるとしんどいよね。

想像力を働かせるのが難しかったり、暗黙のルールが難しい人にとっては、舞台の上と下の空間の区別をつけるのは難しいと思う。そこを超えちゃっても大丈夫な今回のコンサートみたいな企画がいっぱいあったらいいと思うし、超えちゃダメな場合は双方を守るために物理的な壁(ガラス)があるといいかなあ。

今回子どもがわいわいしてるコンサートを心から楽しんで、劇場で音がすることにわたし過敏になりすぎてるのか?とも思ったのよね。
もちろん場合によるけど、演目によってはあんまり気にしなくていいこともあるよね。tiptopの上田一豪さんが、演目によって携帯切ってねのアナウンスを変えてて、high fidelity みたいなずっと音が鳴ってる演目だと「あんまり目立たないと思うけど万が一静かな時になったら気まずいから一応切っといてね」みたいな雑なアナウンスになるんだけど、そういうのもいいよね。

結局作品とお客さんのお約束をどう設定するかって話で、どう設定しても作品がわの自由ってとこあるし。

とはいえこの一回の公演に、時間やお金をかけて大事にする気持ちもわかる。さいっこうの環境でみたいっていうね。

難しい。。。けど、「ルールだからうるさくしちゃダメ」にあんまり固執せず、この場ではどうルールを設定するかを都度決めるの、ありだなあと思った次第です。

幸福そうに騒ぐ子ども越しに聞く見果てぬ夢、なかなかいいものがあったよ。

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