見出し画像

憂国のモリアーティみてきた!

CLAMP世代のわたしが大好きな感じの漫画、憂国のモリアーティがミュージカルになってるって聞いて喜び勇んで見て、しあわせな2,5次元ミュージカルデビューをしたのは前作のことでした。


続編だってみなきゃでしょ?

しかも大湖せしるさまが、男装の美女をされるってもうみなきゃでしょ?

みに行きましたん。厳重なる注意を払って。。。ホワイエにたまって喋ったりしちゃだめだからホワイエも人がいなくてちょっと非日常感。

大作だった!!3時間20分くらいかな?漫画ファンのファン心をくすぐるディティールもいっぱいあって、世界観がめちゃくちゃに再現されててすごかった。レディ・ベスの、メアリー女王のシーンの雰囲気。イギリスのおどろおどろしさって素敵だよね。


ここからあっという間のネタバレだから気をつけてね。

大英帝国がフランス革命を裏から操っていて、その黒幕が、我らがロベピさま(あ、ロベスピエールのことね)っていうおそろしい秘密を巡って、英国王室と、英国の腐敗し切った貴族社会を、手段を選ばずに断罪しようとするモリアーティ兄弟と、シャーロックホームズがおりなす推理とサスペンスなの。

もう、美しいに次ぐ美しいだし、関係性にきゃあああってなるし、それぞれのシーンが漫画からとびでてきたみたい。

で!ね!!!!!

あのね、大湖せしるさまが美しい女優の役でね、男装をしてシャーロックホームズを騙して、大英帝国に殺されそうになって、でもシャーロックホームズとモリアーティ兄弟に救われて、男装して生きて行くことになるんだけど、もう、せしこさまが、美!!!!美!!!!!!!

しかも、女性の時と男装してる時とで歩き方まで違うし、せしこさまのドレスも燕尾も見られるとかもう、事件!!せしこさまが娘役転向するって聞いた時のショック今でも覚えてるし、娘役見てうわああああ美しすぎない?って思ったのも覚えてるけど、一気にどっちも見られるの凄すぎる。ありがたすぎる!!

あと、最初からちょいちょい脚の長さがバグってる人がいて、燕尾のシーンで、宝塚出身のひとがおどってる!って思ったらそれは松谷嵐さんです。背中のラインが紫吹淳。

漫画を見たらその包容力で大好きになっちゃうモラン大佐をしてる井澤さんが、2階くらいの高さからヒョイって飛び降りるんだけどそれがもう、かっこいい。

モリアーティは三兄弟なんだけど、それぞれ漫画の通りなの!長男のアルバートの久保田さんはもう立ってるだけで美しくて声が低くてダンディ。実は赤坂レッドシアターとかでストレートプレイも拝見してるんだけど、美に特化した時の美が暴力的ですごかった。次男のウィリアムの鈴木さんは、多分すっごく歌ってて、高音がきれい。金髪のカツラの似合い方がえげつないの。三男のルイスの山本さんは頭身バランスの鬼だった。素敵だった!!ちょっと不安げな顔が庇護欲をかきたてるよね?

そしてそんなに人数多くないのにお歌の重厚感がすごかった。ドンジョバンニを歌うのをバックに、壮絶な殺陣が繰り広げられるんだけど、ドンジョバンニも生歌で、え?これきっちり聞いて、それから殺陣もみたい!タイムタイム!ってなりました。

美しくてお話もとっても楽しくて長い時間あっっというまでしたん!!

そして、観劇後は興奮のあまり必ず迷うわたしは、またもや電車逆向きに乗って絶望しました。しゃがみ込んだもん。途中までお友達と一緒だったのに、別れてから5秒後には逆向きのホームを悠々と上がってゆく私。


まあいっかね!たのしかったもんね!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?