Crimes Of The Heart

珍しいわけじゃないけど、あんまりいない、三姉妹の長女です。

Crimes of the heart観てきたの。
三姉妹のお話なの。

なんか、今まで、観劇って、自分と違う世界を覗き見ながら、自分に重ね合わせるところを見つけたり、違うところを見つけたりしながら見てたの。でも、今回は、すごく自分と重なる部分が多いお話しだったの。

だって私、三姉妹の長女が、妹たちを案じながら、お誕生日に一人でろうそく吹き消してたら、自分の馬が放牧中に死んだって聞かされて悲しいっていう状況に共感できすぎて死にそうだもん。

なんか、自分の身に起こったことを、第三者の視点で見て、あ、あの時私辛かったなとか、嬉しかったなとかっていうのが初めてわかって、(当時は必死すぎて何が何やらわかってなかったから)
あの時頑張った自分を、今、劇を見ている自分がよしよししてあげられるような気持ちになったのでした。そういう見方をしたの初めてだったかもで、過去の私が観劇をすることで報われたというか、なんか、そんな感じだったの。

コロナ対策で配られたフェイスシールドにマスクしてたもので、涙はもう垂らしっぱなしにするとして、鼻水をどうやって拭くかが難しかった。

あとね、三姉妹あるあるがいっぱいだったの。長女がお誕生日プレゼントに、唯一もらったキャンディ(see’sのだと踏んだ)を、中身何かなーって一口づつかじってポイって箱に戻す真ん中、に、長女激怒とか、

長女が末っ子に打ち明け話をしたら、真ん中にバラされてて、それを意地悪な気持ちになった真ん中が喧嘩の最中に持ち出して、長女いーってなるとか、(うちは喧嘩の最中にひみつ持ち出す悪いやつは私かな。。)

長女はお誕生日に蝋燭にBirthday wishをかけるのにこだわってるとか、お誕生日すっかり忘れてた下二人が、やばいってなってお誕生日ケーキを買ってきて、いっぱい蝋燭たてて吹き消させてくれるとか、


見終わったあと、妹とどうしても話がしたくなって、たぶん、初めて、私たち姉妹が一番大変だった時期の話をして、私たちが3人姉妹でよかったって伝えたの。板垣さんの作品って、作品の如何を問わず、根底に「祈り」があるなあって思うの。どういう祈りかはたぶん受け取り方次第なんだろうけど、「どうか、どうか」っていう祈りがあるような気がする。あと、登場する人たち、登場人物に心を寄せた人たちへの、慰撫。

マスクしてるから大丈夫かと思ってしゃくり上げるほど泣きつつ電車に乗ってたら、お隣の人が結構ドン引きしてたから、皆様も、マスクで泣く時はお気をつけあれ!!

明日、配信があるらしいので、ぜひ、特に、三姉妹はみてみて!!!!!


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