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「コロナ感染 クルーズ船、どの国が責を負うべきだったのか?」

世界中で新型コロナウイルス感染がニュースになる中、先日、ウクライナで、コロナウイルス感染の危険地域(中国)から帰国する国民を受け入れないよう抗議するデモが起こった。


武漢から帰国した人々は6台のバスに乗り換え14日間の隔離を受けるべく、ノヴィ・サンザリー村の病院に向かったが、これを阻止すべくデモが起こり、バスには石が投げつけられた。
ほとんどは、同じウクライナ国民だったというのに。。。

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(写真はロイターから)

主人は「かの国の医療のレベルと検疫の有効性を考えたら、仕方のない反応かもしれない」とクールだ。
でも、それは悲しすぎる。

日本では、危険を覚悟で、帰国した人々を勝浦の民間のホテルが受け入れた。
地元住民はホテルに篭る人々のため、周辺で竹灯籠を灯したり、「負けるな!あと少し!」と砂文字を書いたりして、不安にかられる人々を心から応援した。
子供へ絵本が送られ、地元の大学生たちが和太鼓を演奏するなどもした。

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(写真は東京新聞より)

そして、そこで二週間を過ごした人々がホテルを離れる際には、多くの日本人が見送りに来て「お疲れ様!」「頑張りましたね!!」と声をかけたではないか。

宿泊者のためにおられた折鶴などに、宿泊者もまた、「応援、ありがとうございました」と応えた。

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(写真は共同通信より)

その光景と、ウクライナで、自国民の帰国者すら村の病院に入るのに反対する抗議行動を起こす人々の姿は、あまりにも対称的だ。

日本に生まれて良かった。日本人で良かった。そう思う。
互いに支え合う伝統のある柔らかな社会。
文化と医療のレベルの高さの二つがなければあり得なかったことだろう。


世界の報道を見ていると、日本はつい最近まで、「中国に次いで感染者の多い国」という不名誉な枕詞で世界のニュースで紹介されたが、そういう時、明確にして欲しかった事実がある。

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