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水瓶座12度「立位置を知る」

2019年1月31日13時41分、トランジット太陽が水瓶座数え12度へ入りました。水瓶座数え12度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「♒12立ち位置を知る」

「♒12立ち位置を知る」の原文チェック。黒字が1925年ジョーンズ版「段刻みに昇る階段の上にいる人々」。graduate は「段刻みに推移する」。青字が1975年ルディア版「大きな階段の上に様々なタイプの人々が立っており、段々に上へ昇る」

「♒12立ち位置を知る」の番地チェック。水瓶座前半(往路)の、5度ずつに分けた第3グループ(おわり)の、第2度数。どの5度組でも第2度数は第1度数が打ちだしたテーマを裏打ちする。磯野家で言えば第2度数はフネ。

「♒11霊感との直面」が波平、テーマを打ちだす。霊的な領域から霊感が「降りてくる」。人はその霊感と直面する。「♒12立ち位置を知る」がフネ、波平を裏打ちする。段々になって「昇っていいく」階段の一段ごとに様々な人が立っている。画像はW. ブレイクの「ヤコブの梯子」

サビアンシンボルどこかで見たシリーズ「階段」。「♐9母がお手本」は母親がこどもたちを連れて階段にいる。階段とは落差を小さな力で乗り越えられるように設けられた装置。装置を利用できるようになるためには使いかたを学ぶ必要がある。学ぶには手ほどきが必要だ。

使いかたを教えてくれる母親がいた♐9と違い、♒12ではただ上へ向かう階段の一段一段に人がいる。ひとつ前の♒11ではある男へ霊感が「降りて」きたが、この♒12では大勢が順番に上へ「昇って」いく。自分の前にも後ろにも人がいる。自分の立ち位置は皆が昇る階段の途中にある。

先をゆくひとの背中を追いかけてだんだん上へのぼる階段(#サビアン一首 通番312 ♒12)

立ち位置の違いはレベルの違い。しかしレベルは固定的なものではない。階段は昇っていけるもの。自分には前を行くひとの背中が見える。昇る自分の背中を下の段から見上げるひとがいる。

ひとつ前、山羊座の数え12度を見てみよう。山羊座は地の活動サイン、初冬の地。その数え12度は「♑12自然の研究者」、テーマを打ちだす。研究者を育成する特区、学校で自然科学の図説講義が行われる。研究によって明らかになる新情報は、その学校を設けた社会へ還元される。

水瓶座は風の固定サイン、真冬の風。その数え12度は「♒12立ち位置を知る」。♑12、自然科学者とその卵たちは研究を重ねて自然科学のレベルを向上させていく。♒12、上へ向かう階段にいる人々は各自がそれぞれ自分自身をレベルアップさせていく。今いる場所から一歩ずつ前へ。

「♒12立ち位置を知る」の対向シンボルを見てみよう。「♌12夏の夕涼み」は提灯の灯る芝生の庭で宵のパーティーをしている。昼間の仕事から解放されて、カクテルを片手にスイングする。ここには上下関係はなく、みんなフラットな芝生の上。

♌12の芝生パーティーはフラットな社交の場所だが、♒12の階段はフラットではない。そこには段差があり上下がある。立ち位置が違えばレベルが違う。見えているものも違う。しかし、階段は移動するためにある。レベルの違いは固定されてはいない。そこから昇ることができる。

「♒12立ち位置を知る」とスクエアになるのは「♉12あとで買う」と「♏12鹿鳴館」。♉12と♏12はオポジション(180度)であり、♌12と♒12がつくるオポジションと直角に交わる。固定サイン数え12度の火地風水が揃い、ホロスコープを四等分するグランドクロス。

「♉12あとで買う」はウィンドウショッピングをする人々。「自分のもの」にする前に品定めをする。憧れの品物を見に行く。時間をかけた分だけ手に入れたときの喜びは増す。「♏12鹿鳴館」は大使館の舞踏会。国の名誉にかけて、最高の接待をする。成功すれば国益になる。

手に入れる前にじっくりと品定めした分だけ目が肥えていく♉12。最高のもてなしをした分だけ国益になると期待する♏12。研究を重ねて自然への理解度を上げていく♌12。段刻みに昇っていく階段の途上にある♒12。固定サイン数え12度はみなレベルアップしていく。

「♒12立ち位置を知る」とトラインになるのは「♊12口達者な子」と「♎12資源の採掘」。登場順は最後だが水瓶座は風の固定サイン、まんなかの風。風の活動サイン、天秤座が打ちだしたテーマを水瓶座が裏打ちし、風の柔軟サイン、双子座が天秤座と水瓶座をいいとこ取りする。

天秤座は風の活動サイン、はじめの風。その数え12度は「♎12資源の採掘」、テーマを打ちだす。地下から価値ある資源、石炭を運び上げる。水瓶座は風の固定サイン、まんなかの風。その数え12度は「♒12立ち位置を知る」、♎12を裏打ちする。上へ向かう階段の一段一段に人がいる。

双子座は風の柔軟サイン、おわりの風。その数え12度は「♊12口達者な子」、♎12と♒12をいいとこ取りする。利用価値のある地下資源は運び上げられる(♎12)、世間は階段状であり、各段に様々な人がいる(♒12)。黒人の少女はズバリと言う、あたし昇りたいんだもの(♊12)

「♒12立ち位置を知る」は水瓶座前半(往路)第3グループ(おわり)第2度数(フネ)。同じ水瓶座前半の第1グループ(はじめ)、第2グループ(まんなか)のフネたちと比べてみよう。1がテーマを打ちだし2が1を裏打ちし、3が1と2をいいとこ取りする関係はグループ間でも成り立つ。

水瓶座前半第1グループのフネは「♒2青天の霹靂」、テーマを打ちだす。来る側には理由や事情があっても来られる側には降ってわいたような事態。水瓶座前半第2グループのフネは「♒7親に似ぬ子」、♒2を裏打ちする。卵からうまれる子は地縁血縁のない子、天からの授かりっ子。

水瓶座前半第3グループのフネは「♒12立ち位置を知る」、♒2と♒7をいいとこ取りする。予期せぬ雷雨(♒2)、卵からうまれた子(♒7)、ともに縁もゆかりもない所へ突然やってくる。それらは「立ち位置が違う」(♒12)、階段の上から来る。しかし人間もその「上」を目指せる。

うまれたときのホロスコープで「♒12立ち位置を知る」はどのハウスにある?2019年2月1日の太陽はそこを照らした。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう

「○○○○で(五音・ハウス) 未来を目指し(水瓶座) 生きていく(太陽) 進むにはまず立ち位置を知る(♒12)」

#サビアンシンボル物語

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