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ステュード・プルーン

食べるか、アールグレイのステュード・プルーン。

と「ナガノのくま」みたいな書き出しで始めてみる本日のnote。ステュード・プルーンかんたんでおいしいよというだけの記事です。

きっかけは料理家のなかしましほさんがTwitter(自称X)に投稿していたレシピ。なかしましほさんは「プルーンのアールグレイコンポート」と呼んでいました。

1.容器にドライプルーン200gを入れる。
2.濃く淹れた紅茶(ティーバッグ2袋に熱湯200mlを注ぎ1分蒸らす)の粗熱を取り、ひたひたに注ぐ。
3.冷蔵庫で1~2日置き水分を切る

「ドライプルーンを紅茶に浸してやわらかく戻してから食べる」と言えばこれは当番が小学生時代からドライプルーンの袋には必ず載っていた「シチュード・プルーン」または「プルーンの紅茶漬け」という定番レシピです。英語で書くなら stewed prunes, 発音を無理やりカタカナ表記するなら「ステュード・プルーンズ」ですな。

この定番オブ定番の stewed prunes をアールグレイで作るというところがひとひねりあって大変においしい。プルーンの風味と柑橘の香りって合うんですよ。プルーンとオレンジピールのケーキとかおいしいですからね。柑橘の一種べルガモットの香りをつけた紅茶であるところのアールグレイでやわらかく戻したプルーン、おいしくなかろうはずがない。

レシピでは200gのドライプルーンで作っていますが、200gって市販のドライプルーンひと袋弱なんでね、この分量だと大量にできます。試作は1/4量くらいから始めた方がいいと思います。当番はプルーン7粒から始めました。ちっちゃいタッパーとかジャムの空き瓶とかで作れる量です。

漬け時間はたっぷり2日! 2日置いた方が断然やわらかでみずみずしくてよいです。1日置いたものと2日置いたものでは段違いです。2日寝かせて! 土曜日に仕込んだら月曜日に食べられる! 

腸活フルーツヨーグルト定食が捗ります。プルーンには不溶性食物繊維と水溶性食物繊維が50パーセントずつ含まれている……腸内細菌のよい餌になり善玉菌を増やしてくれる。なお追い柑橘するとさらにおいしい。フレッシュオレンジを添えたり、オレンジマーマレードを添えたりすると爽やかおいしい。

プルーンを漬け込んだ紅茶の方はアールグレイの風味にプルーンの甘さと水溶性食物繊維(何かと言えばペクチンですわね)が溶けだして、ちょっとトロみのある濃くて甘ーい紅茶シロップになっているはずです。糖度がそれほど高くないので日持ちはしないけれど、このシロップをアイスティーや炭酸水で割ってもおいしい。プレーンヨーグルトにシロップを混ぜて牛乳で割ったらプルーン風味の飲むヨーグルト。

stewed prunes(ドライプルーンを何らかの液体に入れて静かに stew 煮込む料理)はプルーンをよく食べる地域ではド定番メニューなので、Google検索で stewed prunes recipe などと入れると色々なstewed prunes がヒットします。シナモンやクローヴで香り付けしたり、オレンジやレモンのスライスを入れたり。海外レシピだと名前の通りちゃんとstewする(煮る)ものが多いですね。浸して戻すだけのレシピは簡易版。でも浸して戻すだけでもおいしいよ。

食べておいしく、お通じも大変よくなるステュード・プルーン。おすすめです。

ドライプルーンが余ったら? 脂の多いお肉と一緒に煮るとおいしいですよ。プルーンと赤ワイン、あるいはプルーンとお醤油。鶏手羽(先でも中でも元でも)とか塊の豚バラ肉とか、プルーンとお醤油で煮るとおいしいよ。当番さん現在消化能力の問題で脂NGだから作れないんだけども。

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