獅子座5度「不動如山」

2018年7月27日午前10時33分、トランジット太陽が獅子座数え5度へ入りました。獅子座数え5度のサビアンシンボルは「不動如山（ふどうじょさん）」

「♌5不動如山」の原文チェック。黒字が1925年ジョーンズ版「Rock formations at the edge of a precipice ある絶壁の突端にある岩むら」。青字が1975年ルディア版「Rock formations tower over a deep canyon. ある深い峡谷の上にそびえる岩むら」

「♌5不動如山」の番地チェック。獅子座前半（往路）の、5度ずつに分けた第1グループ（はじめ）の、第5度数。どの5度組でも第5度数は第3度数と第4度数のこども、第3度数は第1度数と第2度数のこども。第5度数は1-2-3-4を受け継ぎ総括する度数。磯野家で言えば第5度数はタラオ。

「♌1頭パーン」は波平、胸が熱くなる、頭がカッとする、否応なしに。「♌2子供の流行病」がフネ、高熱が伝染していく。おたふく風邪のように。♌1と♌2から「♌3若作りする女」サザエがうまれる。いい年のおばさんだってギャル服を着る。♌3と対になるのは「♌4獲物ドヤ男」

おばさんだってギャル服を着る「♌3若作りする女」サザエと対になるのは「♌4獲物ドヤ男」マスオ。胸を張りたい、強さの証を立てたい。自慢のためのトロフィー・ハンティング。若々しく尖っていたい♌3と強くカッコよくありたい♌4の対から「♌5不動如山」タラオがうまれる。

絶壁の縁にある岩の層は地殻変動とその後の長期にわたる侵食によってできあがった。それは岩を押し上げる地球規模の強い熱とその伝播からうまれ、人間の何世代分にも当たる長期間変わらぬ姿であり続ける。それは大地の力の証であり、見る者を圧倒する。

「♌1頭パーン」の上昇する熱。「♌2子供の流行病」の伝播していく熱。「♌3若作りする女」の常に若々しく尖っていたいという望み。「♌4獲物ドヤ男」の強さの証を立てたい気持ち。すべて人間レベルだった獅子座初期4度を「♌5不動如山」は束ねてスケールアップする。

獅子座前半第1グループで、「♌5不動如山」だけが人間ではないもの、人間をはるかに超えたもののシンボル。アツくありたい、若々しくありたい、尖っていたい、誇りたい。ひとり抜きん出て、人間以上のものになりたいという望みは人間を超えてそびえたつ山へ行きつく。

不動如山（ふどうじょさん）、動かざること山の如（ごと）し。揺るがずにありたい。変わらずにありたい。力強く、人々のはるか頭上にそびえたつものでありたい。仰ぎ見られながら、それに知らんぷりして立っているようなでっかいでっかい岩になりたい。

「♌5不動如山」とトラインになるのは「♈5次へ行こう」、翼ある三角。牡羊座は火の活動サイン、その数え5度は1-2-3-4すべての要素を引っ提げて次へ向かい飛びたつ。獅子座は火の不動サイン、その数え5度は1-2-3-4すべての要素を引き受けてゆるぎなくそびえたつ。

「♌5不動如山」とスクエアになるのは「♉5主なき墓」。イエスが十字架から降ろされ埋葬された後、マグダラのマリアが彼の遺体に香油を塗り、きちんと弔おうと墓を訪れた。しかし墓はもぬけのからだった。彼は復活して出ていってしまった。どこへ行けばふたたび会えるだろう？

牡牛座は地の不動サイン。その数え5度は空っぽのお墓。お墓はもうどうでもいい。大切なのはあのひとがどこへ向かったかということ。獅子座は火の不動サイン。その数え5度は絶壁の岩むら。若さは失われ強さは衰える。大切なのは人間を超えて長く存在する大きなもの。

うまれたときのホロスコープで「♌5不動如山（ふどうじょさん）」はどのハウスにある？ 2018年7月27日の太陽はそこを照らす。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう

「○○○○で（五音・太陽）　威風堂々（獅子座）　生きていく（太陽）　不動如山そびえたつ絶壁（♌5）」

#サビアンシンボル物語

【♌5不動如山 をより深く理解するための比較対象シンボルリスト】
♍5草木もまた友（となりのサイン）
♎5内面を照らす（60度）
♏5動じない（90度）
♐5高みの見物（120度）
♒5子孫応援し隊（180度）
♈5次へ行こう（120度）
♉5主なき墓（90度）
♊5急進的雑誌（60度）