見出し画像

双子座3度「幾何学庭園」

2018年5月23日13時09分、トランジット太陽が双子座数え3度へ入ります。双子座数え3度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「幾何学庭園」

「♊3幾何学庭園」の原文チェック。黒字が1925年ジョーンズ版「The garden of the Tuileries テュイルリー庭園」。青字が1975年ルディア版「The garden of the Tuileries in Paris. パリのテュイルリー庭園」

「♊3幾何学庭園」の番地チェック。双子座前半(往路)の、5度ずつ3等分した第1グループ(はじめ)の、第3度数。どの5度組でも第3度数は第1度数と第2度数の対からうまれたこども。こどもは両親のいいとこ取りをする。磯野家で言ったら第3度数はサザエ。波平とフネの子。

「♊1水底観察船」は波平、自分と海の間にガラス1枚。いいもの見たい、でも濡れたくないという我侭をちゃっかり実現。「♊2サンタ襲来」はフネ、世界は豊かで自分はいい子。果報はあって当然だ。サンタは寝て待て。両者のいいとこ取りをしたサザエは「♊3幾何学庭園」

パリのテュイルリー庭園はルーブルとコンコルド広場の間にある。昔はここにテュイルリー宮殿(ベルばらを読んだひとなら、革命後国王一家がベルサイユからパリへ連れて行かれてあてがわれた宮殿、で通じると思う)もあったのだけど、今はお庭だけが公園として残っている。

パリのテュイルリー庭園はルーブルとコンコルド広場の間にある。昔はここにテュイルリー宮殿(ベルばらを読んだひとなら、革命後国王一家がベルサイユからパリへ連れて行かれてあてがわれた宮殿、で通じると思う)もあったのだけど、今はお庭だけが公園として残っている。

フランス式庭園は、まず片方の端にある宮殿(あるいは主要な建物)から反対側の端まで幅広の道がドカーンと一直線に通る。その道の真ん中あるいは宮殿とは反対側の端に噴水がバーンと湧いてる。その道と噴水の両脇は左右対称に木が植わっている。真っ平らでまっすぐで左右対称。

真っ平らでまっすぐで左右対称の「♊3幾何学庭園」がどうして「♊1水底観察船」と「♊2サンタ襲来」のいいとこ取りになるのか? テュイルリー庭園は「朕は国家なり」でお馴染み太陽王ルイ14世が作らせた。「朕は国家なり」の王様は庭のデザインにだって自分を通す。

王様が宮殿から庭へお出ましになったら、まず広い道がまっすぐあるべし、ドカーン! その道の左右は木が対称に並んでいるべし、シャキーン! 噴水と池も必要だぞ、真ん中にだ、バーン! 花とかは、好き勝手に咲くようではならぬ。花は絵の具だ、何か地面に模様を作って中に並べよ。

「♊1水底観察船」では「見たい、でも濡れたくない」だった。人工物であるガラスを1枚噛ませて、でも眺めるものはまだまだ自然のままの海底だった。「♊2サンタ襲来」では「世界は豊かで自分は当然その恩恵にあずかれるはず」と信じて寝て待っていた。

両者のいいとこ取りをする「♊3幾何学庭園」は「もっと思い通りにできるはず。なぜなら朕は王様で、ここは朕の庭だから」だ。素敵な自然の景色が見たいのではない。自然の素材である木や花や水を使って自分の思い通りの景色を作りたいのだ。

双子座は牡羊座で育てた自我と牡牛座で育てた価値観のいいとこ取りをする。双子座初期度数は豊かで景気のよさそうなシンボルが並ぶ。「豊か」と言っても双子座の豊かさは牡牛座の豊かさとは少し違う。牡牛座の豊かさが旬のフルーツ盛り合わせなら、双子座はキャラ弁の豊かさだ。

たとえば同じ数え3度でも牡牛座は「♉3豊かな草地」で双子座は「♊3幾何学庭園」。牡牛座は自然の豊かさ。双子座は整然とした人工美を作り出せる豊かさ。なお牡牛座のもうひとつ前、牡羊座まで戻ってみると数え3度は「♈3俺が祖国だ」だ。覚えているかな、チーバくん度数だよ。

牡羊座と牡牛座のいいとこ取りで双子座が登場する。「♈3俺が祖国だ」と「♉3豊かな草地」のいいとこ取りで「♊3幾何学庭園」がうまれる、としたらどうだろう。「朕は国家なり」のルイ14世は横顔と祖国の輪郭が一致しているチーバくんであり、権力と財力に物を言わせて豊かな土地をスッキリ整然と整えさせる。

双子座の初期度数は「どこまでいいとこ取りできるかな?」を追求するシンボルが並ぶ。船に乗ったまま水中を見たい? OK! 寝てる間に贈物配達しといてくれる? もちろん! まっすぐで対称な庭を作れと言ったらどうなる? 真ん中に大きな道をまっすぐ通せと言ったら? 仰せのままに!

広々として、見渡すかぎりまっ平らで、まっすぐで、左右対称、幾何学模様。むかし絶対君主が思いのままに作らせたテュイルリー庭園は現在、公園になっている。相変わらず広々として左右対称で、丸い池に噴水、観覧車……やっぱり幾何学的。

双子座は自然に手を加える。「あるがままを受け入れる」ではなく「ありもんで工夫する」。「もっとこうだったらいいのに」を口に出すことも実行に移すこともためらわない。ワガママも贅沢もありな筈。こんなに豊かなのだから。世界は双子座の落書き帳、まずまっすぐな線を引く。

うまれたときのホロスコープで「♊3幾何学庭園」はどのハウスにある? 今日の太陽はそこを照らす。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう

「○○○○で(五音・ハウス) 頭のよさを(双子座) 発揮する(太陽) 広くまっすぐ幾何学庭園(♊3)」

#サビアンシンボル物語

【♊3幾何学庭園 をより深く理解するための比較対象シンボルリスト】
♋3目指せ北極(となりのサイン)
♌3若作りする女(60度)
♍3孤独ではない(90度)
♎3新たな夜明け(120度)
♐3盤上の戦争(180度)
♒3脱走した水兵(120度)
♓3珪化木(90度)
♈️3俺が祖国だ(60度)

お気が向いたらサポートをお願いします!サポートは当番の紅茶代となり、ひいては明日への活力となります