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牡牛座8度「出番待ち」

2018年4月27日16時35分、トランジット太陽が牡牛座数え8度へ入りました。牡牛座数え8度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに縮めると「出番待ち」

「♉8出番待ち」の原文チェック。黒字がジョーンズ版「A sleigh without snow 雪のない橇」。青字がルディア版「A sleigh on land uncovered by snow. 雪で覆われていない土地にある橇」

「♉8出番待ち」の番地チェック。牡牛座前半(往路)の、第2グループ(まんなか)の、第3度数。どの5度組でも第3度数は第1度数と第2度数の対から生まれたこども。こどもは両親のいいとこ取りをする。磯野家で言ったら第3度数は1波平と2フネの子である3サザエ。

「♉6谷繋ぐ橋」は波平、彼岸と此岸を隔てる谷をまっすぐ繋ぐ。もう高低差に従って回り道なんかしない。「♉7異郷の出会い」はフネ、橋を渡ればヨソモノに逢う。サマリア人の女とユダヤ人のイエス、ズバズバと語り合って命を潤す水を得る。それを飲んだものは決して渇かない。

「♉6谷繋ぐ橋」と「♉7異郷の出会い」の間に生まれたこどもが「♉8出番待ち」。雪のない橇? 雪で覆われていない土地の上に橇? 使えないじゃん、無用の長物っていうこと? さにあらず! この橇は、雪が降るのを予期して用意された。雪が降る前にスノータイヤを用意するのと同じ。

谷繋ぐ橋を渡れば、そこはアウェイの土地だ。ヨソモノがいる。ヨソモノに出会う。あたりまえ体操。雪の積もっていない土地に橇がある。なぜ橇がある? いずれ使うだろうから。いつになったら使う? 雪が降ったら。つまり、そのうち雪が降る? そのとおり。降る〜きっと降る〜

橇は出番を待っている。雪が降れば馬車や荷車は役に立たなくなる。そのときが橇の出番だ。今はまだ雪がない。橇は使えない。でも、雪が降れば橇はどこまでも走っていける。必ず来るそのときを、橇は待っている。

牡牛座前半第2グループは、ずっと「わたす・はこぶ」シンボルが続く。「♉6谷繋ぐ橋」はこちらからあちらへ人や物をわたす。「♉7異郷の出会い」ではイエスからサマリアの女へ命の水(教え)がわたされる。「♉8出番待ち」の橇は人や物を運ぶ乗り物だ。今はまだ使えないけれど。

「♉8出番待ち」は牡牛座前半(往路)の第2グループ(まんなか)の第3度数(サザエ)だ。同じ牡牛座前半の第1グループ(はじめ)の第3度数(サザエ)と比べてみよう。第1のサザエと第2のサザエは対になる。「♉3豊かな草地」と「♉8出番待ち」。

牡牛座前半(往路)第1グループ(はじめ)の第3度数(サザエ)は「♉3豊かな草地」人間はクローバーを食べはしない。でも牛はクローバーを食べてミルクを出す。蜜蜂たちはクローバーの花から蜜を集める。人間はそれらを食べる。「油揚のもとのもとを育てまする」みたいな話。

人間はクローバーを食べないけれど、それが何のもとになるかを知っている。だからクローバーが咲き乱れる草地を見て「なんて豊かな土地だろう」と思える。現在の青々した草地に未来の乳と蜜を繋げて考えることができるから、そんな草地を見つけたら足がホイホイそっちへ向かう。

雪の積もっていない土地に橇を引き出す人間は、今は雪がなくともいずれ降る未来を予期している。青々したクローバーからおいしいミルクと蜂蜜を予期するみたいに。雪がない現在と、雪の上を橇で飛ぶように駆ける未来が既に頭の中で繋がっている。だから冬へ向けて準備するんだ。

こちら側からあちら側へ橋をわたす。深い谷があるからと言って進むことを諦めたりはしない。サマリアの女とイエスは井戸端でズバズバ語り合う。アウェイでも、大切な教えを伝えるのを諦めたりはしない。冬が来る前から橇を用意する。雪が降ったくらいで移動を諦めたりはしない。

備えあれば憂いなし。橇が役立つときはすぐに来るよ。すぐ次の度数にね(チラ見しておこう)

生まれたときのホロスコープで「♉8出番待ち」はどのハウスにある?今日の太陽はそこを照らす。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう。

「○○○○で(五音・ハウス) 手に取るように(牡牛座) 意識する(太陽) 出番待ちする一台の橇」

#サビアンシンボル物語

【♉️8出番待ち をより深く理解するための比較対象シンボルリスト】
♊8分け前の要求(となりのサイン)
♋8人真似ウサギ(60度)
♌8思想の宣伝(90度)
♍8ダンス入門(120度)
♏8月を映す湖水(180度)
♑8飼われる幸せ(120度)
♒8人に似たもの(90度)
♓8合図のらっぱ(60度)

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